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【UFC261】右ストレートを打ち抜き、マスヴィダルを失神に追い込んだカマル・ウスマンがKO王座防衛

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
カマル・ウスマン(米国)
Def.2R1分02秒by KO
ホルヘ・マスヴィダル(米国)

笑顔でケージにもたれるマスヴィダル、しゃがんでまっすぐ視線を送るウスマン。マスヴィダルが右、そして左ローを蹴る。続いて右ローから前蹴りを見せたマスヴィダルに対し、ウスマンがボディストレートを伸ばし、一瞬サウスポーで構える。オーソに戻し右を当てたウスマンは、テイクダウンのフェイクを入れて間合を図る。左ジャブ、右オーバーハンドを繰り出すチャンピオンに対し、マスヴィダルが踏み込んでヒザを狙う。

離れたマスヴィダルの飛び込んでの前蹴りのタイミングでテイクダウンを決めたウスマンが、ガードの中からパンチを落とす。マスヴィダルのクローズドが開くと、ウスマンが右エルボーを落とす。下からヒジを打ち、ケージを使って立ち上がろうとするマスヴィダルをウスマンが後方から殴る。

マスヴィダルが胸を合わせて離れる左ミドルも、右ストレートから左ジャブを被弾する。マスヴィダルは右ローを2発入れ、跳びヒザもクリーンヒットはしなかった。

2R、マスヴィダルが左、続いて右ローを蹴る。右オーバーハンドに、右を合わせていったウスマンは、左ジャブからの右ストレートを左フックをを打ってきたマスヴィダルに合わせる。倒れこんだマスヴィダルに鉄槌を連打したウスマンが、失神に追い込み王座防衛を決めた。

「ホルヘに礼を言いたい。凄くナーバスになったけど、ホルヘのおかげで成長できた。可能性は無限大だ。コーチから基本に忠実にと言われていたし、ヘンリーからはシンプルにとアドバイスを貰っていた。僕は今、この惑星のP4Pだ」とウスマンは話した。マスヴィダルは「25分間、レスリング勝負に来ると思っていた」と語った。


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