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【UFC ABC02】ジム・ミラー、UFC最多出場記録もジョー・ソレツキのトップゲームに0-3の判定負け

<ライト級/5分3R>
ジョー・ソレツキ(米国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ジム・ミラー(米国)

UFCで37戦目という最多出場記録を更新することになったミラー=32勝15敗、対するソレツキは10勝2敗のグラップラーだ。ソレツキのワンツーに、ミラーは右を合わせる。ガツガツとした打撃戦のなかでミラーが左ロー、ソレツキは飛び込んでクリンチからケージへ。離れたミラーにワンツーを繰り出す。続いてワンツーを当てたソレツキは、ちかい距離で右をヒットさせる。飛び込んで左を振るうミラーだが、ミドルを蹴られ左ローを返す。ダブルレッグから引き込んだソレツキは、クローズドガードへ。ここはミラーがソレツキの潜りからの仕掛けを潰した形だ。下からの仕掛けも、スクランブルへの移行も許さない巧妙なミラーがトップをキープし初回を取った。

2R、パンチからハイキックで前に出たミラーがテイクダウンへ。ケージに押し込み返したソレツキが、ヒザをボディに受けながらテイクダウンを決める。初回とは逆に下になったミラーは、ハイガードからラバーガードもソレツキが巧妙に体重を掛けクローズドに戻させる。このまま時間が過ぎ、ミラーは関節技を仕掛けることができないまま2Rは終わった。

最終回、パンチから組みついたソレツキがボディロックで、ミラーをケージに押し込む。ミラーは小手投げも、上を取れずスタンドに戻ってバックからのボディロックを許す。前転にもついていったソレツキが、上を取りミラーはハーフガードに。左のパンチを入れ、枕で抑えるソレツキが左のパンチをうちつける。さらに左エルボーで、上体を起こすことを許さないソレツキが肩固めを伺う。

ここは懸命に反応するミラーだが、下が続き時間は残り1分に。最後の60秒もソレツキが細かいパンチを落とし続け、タイムアップに。ミラーは左足を負傷していたようで、足を引きづってコーナーに戻った。ソレツキが3-0の判定勝ちし、ミラーは勝利で再出場記録を祝うことはできなかった。


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