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【UFC ABC02】チリの新星バハモンデス、制空権をキープできずマクデッシにスプリット判定負け

<156.75ポンド契約/5分3R>
ジョン・マクデッシ(カナダ)
Def.2-1:30-27.29-28.28-29
イグナシオ・バハモンデス(チリ)

バハモンデスの計量オーバーでキャッチウェイとなった一戦。長身のバハモンデスがローから左ジャブを当てる。すぐにスイッチしたバハモンデスが左ストレートから左ローと当て、マクデッシのステップインをジャブで止める。さらにジャブ&ローを入れ、完全に制空権を築いているバハモンデスが右ストレートをヒット。

左右に動き、ジャブからワンツーを左右の構えで打っていくバハモンデスにマクデッシは距離を詰めることができない。ローで体が流れたマクデッシだが、左フック一発でバハモンデスがケージ際に下がる。ラッシュをかけたマクデッシに対し、組んで呼吸を整えたバハモンデスは、離れると右を被弾しマクデッシの前進に捕まる。ケージを背負い殴られるバハモンデスは、マクデッシのステップイン&フックを受け続ける。鼻血を流すバハモンデス、ケージに詰めて首相撲からダブルレッグへ。切ったマクデッシはヒザからエルボーを被弾。バハモンデスは離れてジャブを当てるが、マクデッシは次から次へと制空権に割って入りパンチを打ちこむようになった。

2R、左ハイを狙ったバハモンデスに対し、スっと中に入ったマクデッシがフックを打つ。バハモンデスは右ローから左ストレートを打ち下ろす。マクデッシはバハモンデスの距離から中に入る。さらに距離を取り、逆にステップインからワンツーを当てたバハモンデスは、マクデッシのパンチが届く距離での打ち合いのなかで右ストレートをヒットさせる。

マクデッシの動きが止まると、パンチから後ろ回し蹴りを見せたバハモンデスがテイクダウンを狙う。ケージを背負って防いだマクデッシが離れると、バハモンデスが左を当てる。マクデッシは右ミドルを入れ、右ストレート。バハモンデスは右を伸ばし、左ジャブを打ち込む。と、バハモンデスが後ろ回し蹴りでカカトを側頭部に入れると、前に出たマクデッシが左フックをヒット。

バハモンデスはワンツーを被弾して、間合を取り直し右エルボーからハイキックとスピニングバックキックのコンビを繰り出す。これらの攻撃をスウェイでかわしたマクデッシだが、この回は判断が難しい5分となった。

最終回、距離が近すぎるという指示を受けたバハモンデスに対し、その懐にマクデッシが踏み込んでいく。右ジャブ、左ハイを蹴ったバハモンデスはヒザ蹴りを見せ、スイッチを繰り返す。マクデッシは打たれても前に出てカウンターを当て、テイクダウン狙いを切る。ヒザ蹴りにもアッパーを返したマクデッシは、クリンチアッパーを続けて打たれた後で左フックを入れる。

続いて右を当てたマクデッシは、右アッパーを被弾。バハモンデスがボディも入れ、左ストレートをヒットさせ、近い距離での打ち合いへ。打たれても打ち返すというなかで、バハモンデスが左を当てる。マクデッシは後ろ回し蹴りをかわし、乱打戦で下がらないでパンチを振るい続け、最後は後ろ回し蹴りを見せてタイムアップに。

ジャッジの裁定はスプリットに割れ、マクデッシに。掛け率で劣勢だったが、コンテンダーシリーズとUFC本戦の違いをチリの新星に見せつけた形となった。


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