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【ONE】23日(火)発売GONG#313から。セイジ・ノースカット「全米で一番の石油工学が学べる大学」

【写真】達観とかでなく、生まれついて持って生まれた豊かな才能が異質なモノを思わせた(C)ONE

4月からTNTシリーズと銘打ち、米国プライムタイムに合わせたイベント中継を行うONE Championshipを23日(火)発売のGONG格闘技5月号ではABEMAと共同取材でタッグを組み、総力取材を行っている。

そんなONE特集では4月29日(木・現地時間)に青木真也と対戦するセイジ・ノースカットのインタビューが掲載される。

ここでは本誌内に掲載しきれなかったセイジのノースカットが、文武両道のスーパーエリートだった過去などを紹介したい。


──米国のMMAファンの多くがUFCのファンかと思います。そんなUFCファンにONEとUFCの違いをどのようにアピールしたいですか。

「僕にとってONEチャンピオンシップの根幹とは名誉と尊敬を重んじる点だ。ONEで働く皆もそうだし、チャトリ会長は尊敬すべき立派な人だ。特にそういう話をしたことはないけど、僕も4歳からマーシャルアーツとともに育った人間だかから、彼らと同じ価値観を持っている。尊敬、名誉、誠実、こうした価値観を持っている人たちにはONEを視てもらえると思うよ」

──ONEのMMAルールは、グラウンドでのヒザ蹴りがあることでストライカーとグラップラーがより公平だと思います。ユニファイド・ルールはレスラーに有利だと言われることも多々あります。

「その通りだね。ONEではグラウンドでもスタンドでも打撃の攻防が多く見られる。タイトに抑えるユニファイドとは、違った試合になるよね。特にグラウンドでヒザ蹴りがあることで。クールだよ、普通は練習できない技が認められているってことは」

──つまりルールの変化に対応することは、セイジにとって困難ではなかったということですね。ところでお父さんは空手の指導者だと聞いたことがありますが。

「父は黒帯だよ。父の僕の指導者の一人で、彼の教えを受けて僕は育った。僕もそうだし、姉もマーシャルアーチストだからね」

──ONEにも出場しているコルビー・ノースカットですね。10代でMMAファイターになることを決めた時、ご両親の反応はどうでしたか。

「喜んでいたよ。両親は僕に才能があることを見抜いていたからね。同時に僕はテキサスA&M大学で、石油工学を学んでいたんだ。テキサスA&M大学は全米中の大学で一番の石油工学が学べる大学で、僕が勉強をしながらファイトしていたんだよ」

──その道を行かず、プロフェッショナルファイターになることを選んだと!!

「2つのまるで違うことを同時に究めることが楽しかった。だから石油を扱うエンジニアになることも志しつつ、MMAを戦っていたんだ。でも、ビッグファイトが続きファイターになることを選んだ」

──UFCと契約した時のゴールは何だったのですか。

「世界チャンピオンになることだよ。UFCと契約をした時、僕はまだ19歳だったからね」

──顔面骨折という重傷から復帰を決めた時の家族の反応はいかがでしょうか。

「家族は明らかに動揺していたけど、僕はいつも試合がしたいと考えていたから。誰も文句は言わなかった。僕の判断を理解してくれた。だからこそ、こうやってまた試合に出ることができるんだ」

※青木真也戦、4歳から数多くの競技会で戦ってきたノースカットが語ったMMA論などは本日23日(火)発売のGONG格闘技#313──でお楽しみください。

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