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【BRAVE CF47】ASIAN Domination=中央アジアの支配力が高まるのか。ルジボエフ&アルマバエフ参戦!!

【写真】中央アジアから続々とバーレーンにファイターが集まっている (C)MMAPLANET

3月11日(金・現地時間)にバーレーンはリファーのバーレーン・ナショナル・スタジアムで開催されるBRAVE CF47「Asian Domination」のラインナップが揃っている。

全8試合のラインナップにはキルギス、フィリピン、韓国、インド、パキスタン、アフガニスタン、カザフスタン、ウズベキスタン、インドとアジア全域からファイターが集まっているが、残念ながら日本人の出場はなかった。


メインのライト級次期挑戦者決定戦=アブディサラム・クバチニエフ✖ロランド・ディ、キム・テキュン✖フセイン・カジマゴマエフという既報のマッチアップ以外に決まった6試合、元UFCファイターのジネル・ラウサがBRAVE CFと契約し、ラフマトゥル・ユスフザイと対戦する。

ホゼ・トーレス、アリ・バガウディノフ、ダスティン・オーティスに加えラウサというUFCベテランが加わったBRAVE CFフライ級戦線に、中央アジア=カザフスタンから非常に興味深いファイターが今大会より参入する。それがカザフスタンのNaiza FCフライ級、そしてM-1 Challenge暫定フライ級王者のアス・アルマバエフだ。

キャリア12勝2敗のアルマバエフは、ボクシング&レスリングでテイクダウンの強さを見せる一方で、ここからパウンドで削ってからの絞め、あるいは一瞬の切り返しで極める腕十字など、局面に適した極め力を持っている。8つに試合でフィニッシュし、ギロチンでもペルヴィアンチョークへスイッチなど、やはり臨機応変さが目立つ。

対するリスクルベク・イブライモフも同じ中央アジアのキルギスのファイターで、7連勝中と右肩上がりの状態にある。

我々にはロシアの香りが非常に強い砂漠&ステップ気候の中央アジアが、今やアジア一のパワーハウスであることに気付かないと、日本人選手のアジアでのポジションはさらに下降してしまうだろう。

同じく中央アジアのウズベキスタンからは、ヌルスルタン・ルジボエフが参戦しアンドレアス・ストールと相対する。ルジボエフの名を覚えているファンがいるとすれば、相当なMMA通だ。ルジボエフは2018年11月にキルギスのWEFで日本から遠征したマルキーニョス・ソウザと対戦し、TKO勝ちを収めたファイターだ(※後日、ブレイクのタイミングがルジボエフよりだったとして、NCに変更された)。

マルキーニョス戦後は4勝3敗と調子に乗り切れないルジボエフが新天地BRAVE、そしてスーパーウェルター級という他にない階級で、UFCで2試合を経験しているスウェーデン人選手アンドレアス・ストールを相手に力を証明することができるか。楽しみな一戦だ。

■BRAVE CF47対戦カード

<ライト級次期挑戦者決定戦/5分3R>
アブディサラム・クバチニエフ(キルギス)
ロランド・ディ(フィリピン)

<フェザー級/5分3R>
キム・テキュン(韓国)
フセイン・カジマゴマエフ(スイス)

<バンタム級/5分3R>
モハメッド・ファハッド(インド)
ウルミ・カリム・シャヒーン(パキスタン)

<フライ級/5分3R>
ラフマトゥル・ユスフザイ(アフガニスタン)
ジネル・ラウサ(フィリピン)

<フライ級/5分3R>
アス・アルマバエフ(カザフスタン)
リスクルベク・イブライモフ(キルギス)

<スーパーウェルター級/5分3R>
ヌルスルタン・ルジボエフ(ウズベキスタン)
アンドレアス・ストール(スウェーデン)

<68キロ契約/5分3R>
ネマット・アブドラシトフ(キルギス)
アンゾル・アブドゥルコザエフ(ロシア)

<63キロ契約/5分3R>
ラナ・ルドラ(インド)
アリ・グリエフ(アゼルバイジャン)

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