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【Road to ONE04】氷点下の熱気、平田樹戦へ──中村未来─01─「チャンスをもらったからには存在感を」

【写真】この光景を見ても、生活基盤が首都圏に住む人間と違うことが分かる。零時過ぎまで練習をする生活、彼女が気持ちで平田樹に負けることはないような気がする(C)TSP

22日(月)、東京都渋谷区TSUTAYA O-EASTで開催されるRoad to ONE04「Young Guns」のメインで、平田樹と戦う中村未来。

5年後の日本の格闘技界を考える──というテーマを持った今大会の象徴といえる平田の相手に抜擢されたというのは綺麗ごとで、スバリ中村は国内で戦う平田のために用意された噛ませ犬だ。

そんな中村をABEMA TVのTHE WONDERが追った。ここではMMAファイター中村未来の生い立ちと、平田戦に賭ける気持ちを尋ねた。


──試合前、お昼は仕事をされているそうですが、練習は夜が中心ですか。

「夜の8時から9時頃の間に初めて、12時過ぎまで3時間から4時間ぐらいを週に6日間行っています」

──仕事を終えてから、4時間もですか!!

「試合前だからといって増やすということはないです。仕事が休みの時は、早く来てもう少し長くやっています」

──ネイルサロンで働かれていると聞きました。

「ハイ、お客様にネイルを施す施術の仕事をしています。お店が朝の10時から夜の8時までで、早番と遅番がある形なので仕事を終えてから練習しています」

──う~ん、それはハードですね……。

「週に4日か5日なので、仕事もコロナの影響を受けた去年とは違い、少しスタッフやお客さんは減った感じですけど、ほぼ戻ってきている感じです」

──北海道はコロナの第3派を上手く収めた印象があります。

「私は生活自体が職場と練習と家という3カ所を回っているだけなのですが、ジムと仕事以外で人と接触することはないようにしていました」

──中村選手は昨年は1年間で4試合、コロナ後も3試合を戦いましたが、ご家族や周囲の反応はいかがでしたか。

「実家からは、試合後には暫らくは寄らないようにと言われました(笑)。普段は会ってはくれていましたけど、それでも長居はしないようにと──結構、ズバッと言われていました(笑)」

──アハハハ。そんな2020年は、どのようなキャリアを積めたと思いましたか。

「負けた試合もありましたけど、それも含めて成長できたと思います。もともとがイ・イェジ選手の代役でトーナメントに出場できて、コロナの影響があったことでチャンスをもらえました。

デビュー直後の無名な状態で大きなチャンスをもらえて、有難かったです」

──そして2021年はRoad to ONE、平田樹戦から始まります。フォーを受けた時は、どのような気持ちになりましたか。

「ビックリしました。まさか、平田樹選手と戦えるのかと。単純に嬉しかったです」

──噛ませ犬としてのオファーという見方は十分に成り立ちます。

「そうですね(笑)。平田選手の知名度があって注目されるわけですが、チャンスをもらったからにはしっかりと自分の存在感を示すことができるように頑張ります」

──ではファイター平田樹の印象を教えてください。

「平田選手は柔道のバックボーンがあって、デビュー戦から海外で活躍して強い選手だと思います」

──対して、どのような試合をしたいと考えていますか。

「私は打撃が得意なので、打撃で圧倒していければと思います」

──中村選手は打撃が得意な故に、行きすぎる面があるように試合では見受けられました。

「そうなんです、突っ込んじゃうんです。とにかく練習中、試合中も距離を取れと言われています。その練習は徹底してきました。本当はもっと距離を取って上手く戦いたいのですが、試合になると冷静さを失ってしまう部分があって。性格ですかね(笑)。『行っちゃえ』って感じになってしまいます」

──なるほど。ところで女子との練習は、普段から積むことができているのでしょうか。

「今はジムに3人いて、MMAに興味がある人、キックから転向してMMAをやるという人がいます。ただ練習は男子選手とやることが多いです」

──男子選手と練習するなら、絶対的に気持ちで負けることはできないですね。

「そうですね、勢いで行っちゃうところはありますね」

<この項、続く

■視聴方法(予定)
2月22日(月)
午後4時15分~ ABEMA格闘チャンネル

■Road to ONE04 対戦カード

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
中村未来(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
長田拓也(日本)
葛西和希(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
小川徹(日本)
山中憲次(日本)

<キックボクシング54キロ契約/3分3R>
有井渚海(日本)
平松侑(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
吉野光(日本)
野瀬翔平(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
岩本達彦(日本)
中田大貴(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
安芸柊冬(日本)
山北渓人(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
風間敏臣(日本)
前田浩平(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
田上こゆる(日本)
リトル(日本)

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