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【DEEP100】MMA初陣=ヒロヤ戦へ。雅駿介─02─「イチMMAファイターのデビュー戦と思って見てほしい」

【写真】対戦相手の出方によって、出す技も変わってくるだろうが、どのようなMMAを披露するか楽しみだ(C)TRI-FIGHT

21日(日)、東京都文京区のTDCホールで開催されるDEEP20周年記念大会=DEEP100でヒロヤを相手に、MMAデビュー戦を戦う雅駿介インタビュー後編。

石渡伸太郎メソッドに加え、MMAとして使える局面で雅が使う首相撲、ヒザ、ヒジが楽しみでならない。国内ムエタイ三冠王は、その確かなムエタイの技術に自信を持ちながらも、MMAとムエタイは別物と捉え──MMAに取り組んできたという。

イチ──いやゼロから積み上げてきたという言葉からも、雅のMMAに賭ける覚悟が伝わってきた。

<雅駿介インタビューPart.01はコチラから>


──MMAにもスコアリングは存在しますし、必要です。

「ポイントゲームという部分ではムエタイとMMAは共通していると思います。と同時にお客さんが見ているエンターテイメントでもあります。競技者として何としても勝ちたいという気持ちと、試合中にお客さんの声援で盛り上がって殴り合いに行っちゃたら、それはそれでしょうがないかなと思っています(笑)」

──アハハハ。それができるのも強味かと思います。実際に拳が届く距離で打撃戦ができる選手の需要は高いです。ただし、ムエタイの打撃戦とは違いますし、首相撲にしても足に触れられるなかで使う必要があります。

「基本的にはレスリングの技術、組みの技術というのは石渡さんが持っているモノを教えてもらったうえで、僕の特性を生かした技術を使った戦い方を指導してもらっています。

距離や構えに関しては、イチから創り直して本当に細かくやっています。イチじゃなくて、ゼロからですね。ムエタイをやってきたから、この距離でというのはないです。MMAとムエタイは別モノなので、MMAで戦うための打撃を創ってきました。

そのなかでムエタイの技術が生かせる局面があるのもMMAですから、そこで自分が持っているモノも使えるようにしていけるように練習しています。でも、逆にムエタイをやってきたからこそ、MMAでは足を引っ張ってしまう技術もあります。距離感もそうです。そこに関しては、本当に細かく指摘してもらって修正してきました」

──MMAのガチャガチャぶりをみると、ムエタイがどっしり見えるぐらい別物に感じます。

「もうグローブが違うところから、別物ですしね」

──先日、ONEで佐藤将光選手と戦ったファブリシオ・アンドラジが見事に首相撲からヒジをMMAで使っていました。雅選手もヒジで試合を決めたことがムエタイ時代にもありましたが、ヒジ打ちの有効性はどのように感じていますか。

「MMAの組みはレスリング、柔道、壁レスリング、そして首相撲と色々なシチュエーションがあります。その首相撲に関しては、僕が費やしてきた時間は他のMMAファイターよりずっと多いです。そこに関しては絶対の自信があります」

──あの距離、あの位置でのヒジ打ちは既に日本のMMA界でトップかと。

「そうですね。ヒジも自信があります。ただし、その形で戦えるようにしないといけないですからね」

──雅選手自身、ムエタイ時代の打撃を100とすれば、MMAではどれだけ自らの打撃を使えるようになったと考えていますか。

「いやぁ、難しいです……やってみないと分からないですし。練習の感じだと、今──スパーリングで斎藤裕選手とやらせてもらっていて。どれだけ自分の打撃が使えるのか測定不能のような感じです(笑)。

だから半分以下しか使えていないかと。でも、それはネガティブに捉えていなくて伸びしろがあると思っています」

──嶋田裕太選手から雅選手は道着の練習も、試合が決まるまでは出ていたと伺いました。

「ハイ。嶋田さんのクラスは石渡さんからも受けるようにと言われていたんです。なのでホントに試合が決まるまで柔術の練習もしていました。

元ムエタイ・ファイターがMMAをやっているのではなく、イチからMMAの練習をしているつもりなので、背中をつけた練習も時間をかけてやってきました。試合でグラウンドになっても大丈夫だというように仕上げてもらってきました。だから、そこは全く問題ないです。

僕の試合はキック団体のベルトを巻いていた人間のMMAではなくて、イチMMAファイターのデビュー戦だと思って見てほしいです」

──そのMMAファイターとしての目標を教えてください。

「バンタム級ではRIZINが一番盛り上がっているので、そこに食い込んでいきたいです。僕みたいに他の競技から移ってきた選手もいますし、そことも張り合ってRIZINのチャンピオンになりたいと思っています」

──では最後にファンに一言メッセージをお願いします。

「今回デビュー戦なんですけど、僕の覚悟を見ていただければと思います。宜しくお願いします」、

■視聴方法(予定)
2月21日(日)
午後1時45分~PPV SPWN
午後3時~サムライV

■DEEP100対戦カード

<バンタム級/5分3R>
元谷友貴(日本)
昇侍(日本)

<フェザー級/5分3R>
白川”Dark”陸斗(日本)
オーロラ☆ユーキ(日本)

<ライト級/5分3R>
北岡悟(日本)
大原樹里(日本)

<DEEP暫定ウェルター級王座決定戦/5分3R>
阿部大治(日本)
レッツ豪太(日本)

<DEEP暫定フライ級王座決定戦/5分3R>
藤田大和(日本)
渋谷カズキ(日本)

<フェザー級/5分3R>
牛久絢太郎(日本)
中村大介(日本)

<フェザー級/5分3R>
DJ.taiki(日本)
神田コウヤ(日本)

<女子フライ級/5分2R>
杉山しずか(日本)
栗山葵(日本)

<メガトン級/5分2R>
関根シュレック秀樹(日本)
誠悟(日本)

<バンタム級/5分2R>
CORO(日本)
東修平(日本)

<バンタム級/5分2R>
ヒロヤ(日本)
雅駿介(日本)

<フライ級/5分2R>
安谷屋智弘(日本)
松場貴志(日本)

<バンタム級/5分2R>
力也(日本)
関原翔(日本)

<フェザー級/5分2R>
高塩竜司(日本)
山本歩夢(日本)

<フェザー級/5分2R>
西谷大成(日本)
井上雄斗(日本)

<フライ級/5分2R>
鶴屋怜(日本)
竜己(日本)

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