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【LFA99】リーチで優るキックボクシングMMAのパディージャ、リチャードソンの猛反撃から逃げ切る

<フェザー級/5分3R>
フェルナンド・パディージャ(メキシコ)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ネイト・リチャードソン(米国)

まず左インサイドローを蹴ったリチャードソン、さらに左のダブルを伸ばす。パディージャは左リードフックを当て、前蹴りを見せる。リーチで劣るリチャードソンが左フックを踏み込んでい当て、パディージャが右ミドル、近距離で右アッパーを入れる。踏み込みに右アッパーを合わされたリチャードソンは、続いて左ストレートから細かいコンビネーションで攻撃される。

さらに右アッパーを決めたパディージャが序盤から中盤を優勢に進める。リチャードソンの左ローが急所に入りながらもパディージャが左フックを決める。続いて右ロー、そしてストレートと伸ばしたパディージャがムエタイファイトでリードし続け、組まれてもヒザをボディに突き上げる。さらに右カーフを決めたパディージャが初回を10-9✖2票、なぜかジャッジ1人はリチャードソンを支持した。

2R、リチャードソンが左ボディストレートを放ち、パディージャが左右のローを返す。飛び込んで左フックから左ジャブ、そして左ローを決めたリチャードソン。さらに左ジャブを当てるなど、パディージャは初回の好調が嘘のようにリチャードソンの攻撃をうける。対してリチャードソンは鋭い踏み込みからジャブ、続いて右ストレートを届かせる。パディージャは後ろ回し蹴りこそ見せたが、拭くを合わせに行っても距離は合わず、スピードでリチャードソンに圧される展開が続く。

リチャードソンのローも踏み込みで蹴り下ろし、パディージャは見過ぎの感もある。それでも残り70秒で左ジャブを被弾したリチャードソンがフラッシュダウン。すぐに立ち上がったものの、ダメージが気になるところだ。ケージ際から離れたリチャードンは、変わらず左から右を伸ばすも、左フックと右ストレートから右を被弾し時間に。この回はダウンを奪ったこともあり、パディージャがジャッジの支持を集め20-18、20-18、19-19というスコアで最終回を迎えることとなった。

3R、逆転にはKOが必要なリチャードソンが、左フックをまず当てる。ローにも前に出てジャブ&ローを入れるリチャードソンはボディから右ストレートを入れる。ビッグラウンドとされても負けがないパディージャがスピニングバックフィスト、リチャードソンはブロックしてロー、左ジャブを伸ばす。ジャブが伸びるリチャードソンは左ボディで腹を抉り、右ローに繋げる。

テンポは違うが、手順はダッチキックボクシング=対角線コンビネーションを駆使するリチャードソンの左インサイドローで、パディージャの左足がダメージを蓄積している。残り1分、リチャードソンはラウンドの挽回だでなく倒さないといけない状態で、クリンチでエルボーを2発打ち込む。パディージャは足を使って逃げ切りを図るなかで、リチャードソンがボディを殴るも、追いきれずタイムアップに。時間と同時にパディージャは勝利を確信しケージに駆け上がり笑顔を見せた。

と思えば涙を流したパディージャは、スプリット判定勝ちを手にした。


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