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【ONE Unbreakable03】寝技の成長を見せたスタンプだが、残り7秒でラソヒーナのギロチンに一本負け

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
アリョーナ・ラソヒーナ(ウクライナ)
Def.3R4分53秒by ギロチンチョーク
スタンプ・フェアテックス(タイ)

左フックを伸ばすラソヒーナに対し、スタンプは左右のローを蹴る。さらに左フックに左をカウンターで合わせたスタンプは。ダブルのリードフックをかわして、強烈な右ローを蹴る。シングルレッグにオモプラッタを合わせたスタンプは、腕を抜いたラソヒーナの足関節に反応し、腕狙いにはヒザを顔面に入れマウントへ。

バックに回ったスタンプは、上を向いたラソヒーナにリバーサルを許しマウントを取られる。ラソヒーナはここで腕十字もスタンプは、体を起こしてラソヒーナの腰を高くして腕を抜く。試合がスタンドに戻ると、左に右フックを合わせたスタンプは右ローを入れるが、ダブルレッグでテイクダウダウンを許す。

ラバーにヒザを割ってパスから一気に十字を狙ったラソヒーナだが、スタンプは即座に反応して蹴り上げからスクランブルへ。ここでスタンプはエルボーを2発入れ、ラソヒーナの前進力が落ちる。遠い位置からのダブルレッグにスタンプが反応したところで初回がタイムアップに。

2R、ラソヒーナは左フックを振るって前に出る。この圧力にまるで平気なスタンプは、近い距離で右を返す。ラソヒーナの必死の踏み込みもジャブで遮断するスタンプが、笑顔を浮かべる。さらにローに右を合わせたスタンプが、思い切り右ミドルを蹴っていく。テイクダウン狙いをかわし、ヒザを狙ったスタンプの圧力が高まる。

ニータップ気味の動きからシングルに移行したラソヒーナだが、スタンプが思い切りエルボーを入れる。及び腰のテイクダウン狙いに、がぶりからバックを制したスタンプは両足をフックし、マウントに移行する。頭をつけてエルボーのスタンプは、ラソヒーナのケージキックからのスクランブルで逆にテイクダウンを決め、腕十字もしっかりと防御する。

得意技を防がれる展開が続いたラソヒーナは、左ジャブから右を伸ばす。とボディショットでラソヒーナが思わず引き込んでしまう。スタンドで待ち受けたスタンプが、この回を取った。

最終回、ジャブの差し合いからワンツー&ローを蹴ったスタンプは、しっかりとラソヒーナの攻撃が見えている。スタンプは左ミドルをキャッチされそうになると、いち早く右ストレートを打ち込む。右ミドル、左ローのスタンプ。ラソヒーナは左フックを当てたが、次の手がないラソヒーナもローに左フックを合わせ、一歩も引かない。続く左フックには、右をカウンターで入れたスタンプが、下がりながら右を当ててローへ。

ややクラウチングで肩を入れた構えのスタンプが、右から右ミドルを蹴る。直後にダブルレッグでテイクダウンを取ったラソヒーナは、エビのスタンプにパウンドを落とす。ガードを越えてきたところで、立ち上がりシングルを狙ったスタンプ。と、ラソヒーナがギロチンへ。

試合終了まで時間はなく、思い切り絞めるラソヒーナが体を捩じっていく。ここでスタンプは左手で肩の辺りに触れ、レフェリーが試合をストップする。その刹那、両手を挙げて抗議したスタンプだが、腕を押すわけでも、握りに行くわけでもない動きは──タップと見なされても致し方ないだろう。

「寝技で対抗してくることは分かっていたけど、あんなに強いとは思っていなかった。もっと強くなってONEのチャンピオンになりたい」と勝者は話した。


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