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【Shooto2021#01】ノンストップ・テイクダウン! 藤井伸樹が加藤ケンジに4ポイント差の判定勝利

【写真】2R終了の右を受け、アゴがぐらついた状態だったという話も伝わってくる藤井。それでもジャパニーズゾンビは最終に、テイクダウンからコントロールで大差の判定勝ちを収めた(C)MMAPLANET

<65.8キロ契約/5分3R>
藤井伸樹(日本)
Def.3-0:30-26.30-26.30-26
加藤ケンジ(日本)

距離を詰めようとする加藤に、左ジャブを繰り出す藤井がクラウチングスタイルで中に入ろうとする。加藤はスイッチしながらフェイントをかけ、左ストレートをヒット。

藤井の右足へのシングルもカットする。しかし藤井は構わず前に出て、左ジャブを当ててから組み付き、加藤をケージに押し込みテイクダウンに成功。

体を抱え、腰をずらして立ち上がりたい加藤だが、藤井は頭をアゴしたに置いて巧みに背中をマットにつかせに掛かる。

ここから加藤の足を畳みなつつ、しっかりと背中をつかせ、ハーフガードで右腕を取りアームロックを狙う。

腕を抜いた加藤はフルガードに戻す。腰を上げた藤井に対してハイガードからパンチを放つ加藤。

藤井は再びヒザをつき、ボディと顔面へパンチを打ちつつ腰を割るようにハーフを取る。

藤井はそのまましっかりと抑え込みつつ、ニア・マウントへ。パンチを打ち下ろす藤井に対し、加藤が胸を押し返すようにリバーサルに成功し、立ち上がってスタンドに戻したところで1Rを終えた。

2R、左ジャブで先制する藤井。加藤も右ストレートを当てる。

藤井は左ジャブを出しながら距離を詰め、組み付いて加藤をケージに押し込む。そこから相手の右足に手を伸ばし、シングルで尻もちをつかせた藤井。

しかし加藤もすぐに立ち上がり、反対に藤井に尻もちをつかせるなど、スクランブルの展開が続く。

スタンドに戻り、再びテイクダウンを奪った藤井。加藤はハーフガードをとる。藤井はパスを防がれながらも、トップをキープしてパンチを落とす。

残り1分30分のところで藤井がマウントを奪取。パンチを落とすが、ここで加藤は体を抜いて立ち上がる。藤井はすぐさま組み付きシングル、そしてダブルへ切り替えてテイクダウンを狙う。これを凌いだ加藤は相手から離れ、追いかけてくる藤井にパンチをヒットさせる。

藤井は顔面に数発パンチ──特に強烈な右をアゴに被弾し、倒れそうにながらも組みついてグラウンドに持ち込むと、トップで2R終了のホーンを聞いた。

最終回、開始直後、距離をつめたのは藤井。お互いに左ジャブを突きながら、藤井はテイクダウンを狙う。打撃戦を挑む加藤だったが、藤井の右フックがヒット。

加藤はグラつき、そのままテイクダウンされてしまう。ハーフガードをとる加藤の左腕を畳んでいく藤井。そのまま左ヒジを加藤の顔面へ3発落としていく。

残り2分15秒でマウントを奪った藤井は、ピッタリと体をつけ顔面、ボディへパンチを散らす。さらに体を起こして強い右ヒジを叩き込む藤井。

加藤はブリッジから右腕を伸ばしてしまうが、藤井はその腕を取らずに抑え込んでトップをキープ。体を回転させた加藤に対し、バックマウントに移行しRNCを狙ったが、加藤もこれを凌いで試合は終了した。

判定は、ジャッジ3者とも4ポイント差をつけてのフルマークで、藤井が加藤を下した。



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