この星の格闘技を追いかける

【Shooto2021#01】マックス・ザ・ボディ戦へ、西川大和「相手が怖いという感情を持つと、終わりです」

【写真】2020年のブレイクスルーファイターだったことは間違いない西川大和。2021年はどのような1年にしていくのか (C)MMAPLANET

明日31日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催さえるShooto2021#01の第1部に西川大和が出場し、マックス・ザ・ボディと対戦する。

コロナ禍のJ-MMA界で、北海道からチャンスを掴んだ2020年を終え、さらなる飛躍が期待される18歳。マック・ザ・ボディ戦へぼ意気込みを尋ねると、その老成したようにも感じられるMMA観を石川は語った。


──12月20日に大阪で林RICE陽太選手にTKO勝ちし、1カ月と10日のインターバルで今回の試合を迎えます。

「あの試合が終わった時に会場で、『1月に大会あるけど出られるんじゃい?』という言葉を掛けてもらいました。期待してくださっているし、ケガもなくて出たいと思いました。コロナの状態で試合ができない選手も多いなかで、お話をもったとうのもありますし」

──対戦相手はマックス・ザ・ボディです。

「マックス選手が試合をしたがっているけど対戦相手がいないという風な話を訊き、これでクラスAで戦えるということでし、いけると思ったので受けました」

──76.5キロという体重に関しては?

「Grachanに出た時はウェルター級で戦っていますし、別に体重差が全てではないと思っているので、気にすることなくイエスという返事をしました」

──通常体重は何キロぐらいのですか。

「74キロとかですね」

──水抜き減量禁止が前提ですが、普段よりも重い契約体重になるのですね。

「でも、普段から自分より重い柔道の選手と組み技をやってもパワー負けすると感じることもないですし、MMAなので僕の方が引き出しも多いです」

──黒人選手、フィジカルは上だと感じますが。

「特に何も気にしていないです。僕は技術で戦う方ですし、力で組んでくるなら対処法はあります。打撃で振り回してくるんだったら、こっちから寝れば良いです。そして打撃でこないなら、こっちが打撃でいけば良い。怖いとか、思うことは全くないです。

格闘技をやっていて相手が怖いという感情を持つと、終わりです。勢いで飲み込んでやろうと戦う人間が勝つと思っています」

──ところで、マックス・ザ・ボディと同じような体格の練習相手はいますか。

「小さい人から大きい人までいます。僕、何かこうくるだろうって対策を考えて戦うことはないんです。対策練習もしないし。対策を立てて外れたらどうするんだって思います。それなら全般的に練習をして、準備をする。自分を出す、自分から攻撃をして相手をコントロールする。そして、相手の穴をついて戦うことが大切だと思います」

──西川選手は相手の弱い部分を攻めるということを常に言っていますが、真っ向勝負というかバチバチの打ち合いに関してはどのような印象を持っているのでしょうか。

「今後、そういうこともあると思います。凄く大切な試合が控えている時、タイトルマッチの前の試合や、RIZINでここで勝てば次はビッグネームと戦うことができるという話なら、乱打戦も可能になります。

でも、僕はなるべく長く選手生活を送りたいし、技術で勝ちたい気持ちが大きいので無駄な体力、無駄な力、無駄な攻撃を使って勝ちたいとは思わないです。

MMAはミックストマーシャルアーツ、全てが混ざったモノです。UFCに行って『打撃を使って盛り上げろ』と言われてもやらないと思います。打撃で行ける時は打撃、寝技で行ける時は寝技でいきます」

──もう老成しているかのようです。それが西川選手のMMA理論でマックス・ザ・ボディを相手にしても、そういう試合をするということですか。

「何かを狙って戦うということはないです。でも判定になることはないと思っています。大尊選手と同じ戦い方をするわけでもないし、違う技を使うことになると思いますが、それで試合タイムが僕の方が掛かっても、それも気にしてないです。違う試合なので」

──そこでマックスに勝利している大尊伸光選手の名前が出るというのは?

「ハイ。マックス選手に勝てば、大尊選手と戦いたいです」

──今後はライト級で戦っていくという考えなのですね。

「前日計量に戻ったらライト級、70キロでやります。ライト級で戦っていきます」

──そこまで断言できる18歳……やはり昨年の経験は大きかったですか。

「修斗の選手とは戦ったことがなく、どのようなスタイルの選手がいるのかという感じでいたのが、3勝できました。今年はこの経験をもとに、上の舞台に足を踏み入れることができるんじゃないかと楽しみなんです。去年は希望……思いが広がった1年になりました」

──では改めて、マックス・ザ・ボディ戦ではどのようなところを見てほしいですか。

「今のMMAはボクシング&レスリングじゃないよっていうところを見てほしいです。みな、ボクシング&レスリングとか言っているけど、UFCやONEでも下から極める選手も意外と多いです。だから、そこまでスクランブルをする必要はないかと思っています」

■視聴方法(予定)
1月31日(日)
第1部:午後1時~ ABEMA格闘チャンネル
第2部:午後5時30分~ ABEMA格闘チャンネル
             
■第2部対戦カード

<環太平洋フェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]SASUKE(日本)
[挑戦者]内藤太尊(日本)

<65.8キロ契約/5分2R>
齋藤翼(日本)
新井拓巳(日本)

<61.2キロ契約/5分2R>
鎌田悠介(日本)
関口祐冬(日本)

<61.2キロ契約/5分2R>
佐々木駿友(日本)
寺嶋直人(日本)

<65.8キロ契約/5分3R>
石原夜叉坊(日本)
祖根寿麻(日本)

■第1部対戦カード

<65.8キロ契約/5分3R>
藤井伸樹(日本)
加藤ケンジ(日本)

<83.9キロ契約/5分3R>
山田崇太郎(日本)
グンター・カルンダ(コンゴ民主共和国)

<76.5キロ契約/5分3R>
西川大和(日本)
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)

<インフィニティリーグ2020バンタム級(65.8キロ契約)/5分2R>
よしずみ(日本)
石井逸人(日本)

<インフィニティリーグ2020バンタム級(65.8キロ契約)/5分2R>
小野島恒太(日本)
野尻定由(日本)

<70.3キロ契約/5分2R>
木下タケアキ(日本)
大瀬良康平(日本)

<77.1キロ契約/5分2R>
ヨシ・イノウエ(日本)
上原平(日本)

<61.2キロ契約/5分2R>
恐山陸奥太郎(日本)
一杉芳樹(日本)

PR
PR

関連記事

Movie