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【UAEW15&EFC32】フェイク&勢いの打撃=ゴミスを相手に、TD&コントロールでザフロフが渋く判定勝ち

<73キロ契約/5分3R>
シャミール・ザフロフ(ロシア)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ヘナート・ゴミス(ブラジル)

スイッチするゴミス、右に回るザフロフは右を被弾する。蹴り、パンチとフェイクを多用するゴミスに対し、ザフロフは左ジャブを伸ばす。ゴミスの左ミドルをブロックしたザフロフは、ローに左を合わせる。尻もちをついたゴミスが、直ぐに立ち上がる。左右、前後に大きくステップを踏むゴミスだが、動きが大きくザフロフがローに右を合わせていく。

さらに左ジャブで姿勢を出だしたゴミスは、動きが多い分すぐにバランスを崩す傾向にある。ゴミスは自らのパンチで姿勢を乱し、そこにザフロフの右を被弾して尻もちをつく。直ぐに立ち上がったゴミス──手数で上回るが、姿勢を乱すシーンが目立った。

2R、打撃のフェイク合戦から組んだザフロフがボディロックテイクダウンを決める。ゴミスは立ち上がり、左腕を差して離れる。ザフロフが右を届かせ、右ミドルに続き右フックを当てる。得意の前蹴りでゴミスの前進を止めるザフロフは、右オーバーハンドを打ち込む。左ジャブから右オーバーハンドのコンビを決めたザフロフ、ほとん拳が届かない位置での打撃戦に終始した。

3R、前に出るようで、実は懐には飛び込まないゴミスに対し、ザフロフはローを当てに行く。しかし、ゴミスの蹴りが急所に入り試合が中断。再開後、距離をとって蹴りを連続で繰り出すゴミスは、蹴り足をキャッチされても全力で逃げる。それでも、残り3分を切りザフロフがローにテイクダウンを合わせる。

サイドで抑え、ヒザを肩に蹴り込むザフロフに対し、ゴミスは足を戻せない。鉄槌を打ち込み、ケージキックにも反応してトップを取り続けたガフロフが──Road FC時代と同様に渋い試合運びで3-0の判定勝ちを手にした。


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