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【ONE Collision Course02】ホイ・リアン戦へ、仙三─02─「相手は誰でも、階級も何級でも構わなかった」

【写真】全てをぶつけて欲しい (C)KEISUKE TAKAZAWA

25日(金・現地時間)に中継されるONE115「Collision Course02」でホイ・リアンと対戦する仙三インタビュー後編。

10月の試合がシンガポールに赴きながら流れた仙三は、紆余曲折を経て再びシンガポールに向かった。全てをポジティブに捉え、ホイ・リアンと相対する仙三──ファイトウィークに語っていた『今』をお伝えしたい。

<仙三インタビューPart.01はコチラから>


──対戦相手はこのオファーの時は、ホイ・リアンが対戦相手だったのでしょうか。

「最初はアレックス・シウバだったのが、やっぱり彼ができないってことになって……。『あぁ、こりゃあ試合できないな』って思っていると、2日後ぐらいに今回戦うことになった中国人選手になったと連絡がきました」

──もうその時には相手は誰でも構わないという感じだったのではないですか。

「いえ、もう最初からです。相手は誰でも良いと思っていました。階級も別に何でも良いやって。やれれば誰でも良い、ホントにそう思っていました」

──平時はともかく、その意気込みはコロナ期のMMAでは必要な覚悟かと思うようになってきました。LFAやコンテンダーシリーズ、UFCでもスクランブル発進、2階級違う相手と戦ってチャンスを掴むという選手もいます。きっとONEも同じことかと。

「2階級……そうなんですね。でも、本当に誰でも良いし、階級もどこでも良かったです。試合がとにかく決まれば良いと思っていたので、相手が確定した時は凄く嬉しくて『ありがとう』という気持ちでした(笑)」

──ホイ・リアンの戦績は5勝5敗1分、最近は3連敗中ということもあり負けられない相手です。

「相手のことは……何も分からなくて。本当に戦績しか分からないんです。映像もチェックできていないですし。リトルなんちゃら(※ザ・リトルモンスター)っていう異名がついていたので、『あぁ小さいんだな』って」

──アハハハ。公称何センチかは分からないですが、HERO SERIESの試合写真を見る限り、手足が短いです。

「いやぁ……ホント、やってみないと分からないですよね。手足が短い……まぁ、もう誰だろうが、どんな体格だろうが、自分の戦いを見つめて直してきたので。相手は誰だろうが、本当に構わないです。

ずっと向き合っていると、ONEで2度負けたことも結局、今が一番強くなるためだと思えるようになりました。ホントにパンクラスで(若松)佑弥君と戦った時よりも、今の方が良くなったと思います。

シウバ戦がなくなってからの1カ月で、めちゃくちゃレベルアップできた感じがしています。技術的だけでなく、精神的にも一段階強くなっています」

──ではネオ仙三を楽しみにしています。

「ハイ。本当に自分でも一つ殻を破った……覚醒したと思っているので」

──では今回の試合では何を見せたいと思っていますか。

「前回、前々回と自分の打撃を全然見せることができていないので……。応援してくれる皆も『仙三の打撃が見たい』と思ってくれているはずですし──正直、打撃で勝ちたいです。

そうですね、打撃でKOしたいというのが一番ですけど、寝技も凄くレベルが上がっているので。寝技もメチャメチャ強くなっているから、一本勝ち──じゃなくて、やっぱりKOしたいです」

──アハハハハ。

「一本勝ちする可能性もあるけど、KOで勝ちたいなって思っています。でも、もう気持ちとしては、勝ち負けにもこだわっていなくて」

──それはどういうことでしょうか。

「これまでは絶対に死んでも勝つと思っていたのですが、今回の試合は勝ち負けにも執着していないような感覚になっています。それは気持ちが弱くなったとかいうことではなく、なんというか……毎日、格闘技に全てを捧げて積み上げてきたので。

自分のなかで『これで負けても仕方ない』と思えるぐらいやってきました。なので勝ち負けも拘っていなくても、自分を客観的に見て……今なら誰と戦っても100パーセント自分が勝つと思っています。もう1Rで倒してしまうんじゃないかと自分では思っています」

■視聴方法(予定)
12月25日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE115 02対戦カード

<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
ジャマル・ユスポフ(ロシア)
サミー・サナ(フランス)

<62キロ契約/5分3R>
カイラット・アクメトフ(カザフスタン)
キム・デフォン(韓国)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
MOMOTARO(日本)
ヴァウテウ・ゴンカウベス(ブラジル)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アミール・カーン(シンガポール)
パク・デソン(韓国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ライモンド・マゴメダリエフ(ロシア)
エジソン・マルケス(ブラジル)

<60キロ契約/5分3R>
仙三(日本)
ホイ・リアン(中国)

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