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【BRAVE CF46】重鎮エルダロフの挑戦者はマフラ。ロマン・ボガトフ、アリ・バガウティノフが初参戦

【写真】ボガトフはM-1復帰やACA転身でなく、BRAVE CFを選択した(C)Zuffa/UFC

1月16日(土・現地時間)にロシアはソチのWOWアリーナで開催されるBRAVE CF46の対戦カードがほぼ固まっている。

コロナ期において、国際大会の連続開催能力を見せたことでMMA界で確固たるポジションを築いたBRAVE CF。2021年のスタートは、ロシアから。そして中東色はバーレーン国籍のロシア人スーパーライト級王者エルダフ・エルダロフとIMMAF世界王者✖2度から11月にプロデビューを果たしたばかりのムルタザ・タルハ・アリの出場ぐらいで、ロシア濃度の高いイベントとなる。

現状予定されている9試合、出場18選手の国籍の内訳はバーレーンが2名、ブラジルが1人、この他はロシアが10人、キルギスが2人、この他はカザフスタン、タジキスタン、ウクライナが各1選手ずつとなっている。


中東の重鎮ファイター=エルダロフの挑戦者は、レオナルド・マフラに決まった。マフラはかつてパンクラスで北岡悟のヒールフックに敗れおり、北岡戦から4年で3試合、BRAVEでは1勝1敗の戦績を残している。いわば重鎮の凱旋帰国マッチに、供えられた生贄との見方もできるタイトルマッチだ。

セミ以下のカードで注目はロマン・ボガトフだ。M-1ライト級王者から、昨年7月にUFCデビューも反則のグラウンドでのヒザ蹴りによる2P減点もあり、レオ・サントスに大差の判定負けを喫している。UFCはアイポークなど計3度の反則攻撃を重視し、わずか1戦でボガトフをリリース、捲土重来BRAVEではライト級でなくフェザー級王座を目指しての参戦となる。

今回はそのための準備期間といえ、67キロ契約でナルザン・アキシェフと対戦する。10勝1敗のボガトフに対して、アキシェフも10勝1敗──カザフスタンのBushido FCのフェザー級トーナメント・ウィナーだ。パワーサブミッションのファイターのアキシェフと、UFCでは本領発揮できなかったウェルラウンダーのボガトフのマッチアップ。その勝者はババ・ジェンキンスが返上して空位となっているBRAVE CFフェザー級王座に近づくことは間違いない。

またコ・メインには元UFCファイターでオクタゴンでは4勝4敗──ジョン・リネケルやティム・エリオットに勝利し、堀口恭司に敗れているアリ・バガウティノフが59キロのキャッチウェイト戦でオレッグ・リチコヴァカとBRAVE初戦を戦う。

ボクシングからMMAに戻ってきたバガウティノフが、今後はフライ級かバンタム級のどちらで戦っていくかは不明だ。いずれにせよ、以前のようなKOパンチを引っ提げてMMAを戦うことができるなら──現在王座決定戦が行われているフライ級戦線、チームラカイのスティーブン・ローマンが長期政権にあるバンタム級戦線で台風の目になることは間違いないだろう。

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