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【ONE115】和田竜光と対戦、ヨッカイカー・フェアテックス─01─「僕にとってはビッグステップになる」

【写真】 MMAでは和田であることは間違いない。それをヨッカイカーも理解しているからこそ、何がか起こる可能性があり──怖い(C)ONE

いよいよ開催が明日、18日(金・現地時間)に迫ってきたONE115「Collision Course」。シンガポール・インドアスタジアムで開催される同大会で、ヨッカイカー・フェアテックスが和田竜光と対戦する。

ムエタイの経験は100戦以上、MAXムエタイでフライ級チャンピオンとなっているヨッカイカーはMMAでは6勝2敗1分の選手だ。

コロナ過のタイ・ドメスティック2大会でONEと契約し、ジョン・シンクを左ストレート、アレックス・シルドをローキックで撃破し、大きなインパクトを残した。

ガードワーク、スクランブルと現代MMAを駆使するムエタイ戦士──タイMMAの今に初インタビューを試みた。


──金曜日に和田竜光選手と対戦するヨッカイカーです。今の調子を教えてください。

「フィジカル的には、本当にしっかりと準備できている。ワダと戦うの何も問題ないよ。ただし、精神的な面でいえばワダの過去の試合を見て、少し驚いているよ。特にDJとの試合から、彼が如何にタフな対戦相手か理解できた。

でも、この試合に必要なことは、しっかりと準備できているから怖がることはないよ」

──本来、この試合はインドネシアの他のファイターと対戦予定でしたが、急遽キャリア最強の対戦相手に代わりました。

「よく知っているね(笑)。確かに僕は違う相手と金曜日に戦う予定だった。それが先週の木曜日か金曜日にワダと戦うことが決まったんだ。確かにワダとの試合は、最初に予定されていた試合よりも難しいモノになるだろうね。

実際、この変更には驚かされたよ。ただし、僕がキャリアアップするためにも、凄く大きなチャンスが巡ってきたと思っている。僕はまだONEチャンピオンシップでは7月と8月のバンコクでの大会でしか戦っていない。それが3戦目で、チャンピオンと対戦経験のあるワダと戦うことになった。

確かに困難な試合になるよ。そして僕にとってはビッグステップになる。そんな試合が急に決まったことに驚いたんだ」

──日本のMMAのファンも和田選手と戦うことで、ヨッカイカーへの興味が深まりました。さきほど言われたように7月のバンコク大会でONEとサインをしました。契約した時はどのような気分でしたか。

「夢が現実になったような気持ちだったよ。凄く興奮した。ONEと契約したいとずっと思ってきた。そうだね、古くからの友人だったセーマーペッチ・フェアテックスがONEと契約した時から、僕はONEで戦いたいと思ってきたんだ。セーマーペッチと同じ場所で戦いたいってね。

いずれにせよ、このタイミングで契約できたことは幸運だった。Covid19のパンデミックでONEと今年中に契約できることなんてないと諦めていたから。

実際、7月の大会でオファーがあったのはパンデミックの影響で、タイにいる選手しか試合に出ることができなかったからだ。そして、タイ人のMMAファイターは決して多くないから僕が選ばれた。

フェアテックス・ジムのコーチやオーナーも、本来はまだ僕がONEで戦うには経験が必要だと思っていたんだよ。だから、ラッキーだった──このタイミングでONEと契約できたのは。そんな幸運を逃すわけにはいかないから、7月のONEデビュー戦ではしっかりと練習を積んで万全の状態で戦ったよ」

──ヨッカイカーのベースは、当然のようにムエタイです。なぜ、ムエタイを始めたのですか。

「ただ自分の人生で新しいことをしたかった。新しいチャレンジがムエタイだったんだ。それだけよ(笑)。そしてMAXムエタイのフライ級チャンピオンになれたし、ルンピニーやラジャダムナンでも10試合以上戦ったよ」

──ムエタイ時代のスタイルは?

「ムエマッド(パンチャー)だよ」

──フィームー、ムエカオ、ムエマッド、どのスタイルが最もMMAに適していると考えていますか。

「ムエマッド、ムエカオ、フィームー、そのどれかがMMAに適しているとか?  う~ん、そうだね……それは僕がどんな風にタツミツ・ワダと戦うのかを見て判断してもらおうかな。

それに……個人的なことをいえば、MMAを戦うには僕は打撃よりも、グラップリングの方に力を入れて練習しているからね」

<この項、続く>

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