この星の格闘技を追いかける

【ONE113 Inside the Matrix03】箕輪ひろば、初回のキムラを切り抜け怪物アディワンにスプリット勝利

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
箕輪ひろば(日本)
Def.2-1
リト・アディワン(フィリピン)

距離を取る箕輪が右に回る。アクションの声が掛かり、アディワンが前に出て左右のフックをヒット。箕輪はダブルレッグでテイクダウンを決めるがクローズドガードのアディワンがキムラを仕掛ける。正座をして耐えた箕輪は、前転してエスケープを図る。かなりタイトなキムラに、箕輪はもう一度前転してエスケープを狙い、キムラを支点に上を取りトップサイドで抑える。

ヒザを頭部に入れ、足を戻されてもパスから箕輪はニーインベリーへ。アディワンはハーフに戻すが、箕輪はパスを決めて左で殴っていく。足を絡めていったアディワンだが、箕輪はエルボー&鉄槌を落として、腕十字には時間が足らなかった。

2R、初回と同様に遠めの位置に立つ箕輪が左ローを蹴る。リトは後ろ回し蹴りも、蹴り終わりに箕輪がダブルレッグを合わせる。箕輪はワキ腹を殴り、立ち上がってガードを割っていく。即パスを決めた箕輪は、足は戻されてもスクランブルは許さない。アディワンはここもキムラ狙いえが、箕輪はクラッチを組んで胸を押し込んでセットアップさせない。

逆側にパスを決めた箕輪はキムラ狙いにバックへ。アディワンがすぐに胸を合わせるが、箕輪がリバーサルしてトップからエルボーを打ちつける。ここもパスをし鉄槌を落とした箕輪は、アディワンの足を払ってパンチを落としサイドを取る。上四方に回り頭部にヒザを連続で入れた箕輪がインパクトはキムラに届かないが、しっかりと削りダメージも与える攻撃を見せた。

最終回、正面に立たないよう動く箕輪に対し、アディワンも自ら距離を詰めることができない。箕輪は左を見せてダブルレッグを決め、即サイドで抑える。アディワンは背中をマットにつけてクローズガードに。箕輪はガードを割り、パス狙いからバックを伺う。ガードを取り直したアディワンだが、箕輪は疲れることなく上からプレッシャーを与え続ける。

逆に疲弊した風のアディワンは、腕十字も切れがなくクローズドガードに戻る。この間も鉄槌を落とし、蹴り上げに合わせてパスを決めた箕輪が上四方で抑える。足を戻しても、すぐに鉄槌を被弾するアディワンはガードワークの幅がなく背中をつかされたままで鉄槌の連打を被弾してタイムアップに。

初回のキムラ以外は、ほぼ完封した箕輪はスプリットになぜか割れた勝負をモノにした。試合前は絶対的に不利といわれた箕輪がONE初勝利を挙げた。


PR
PR

関連記事

Movie