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【ONE113 Inside the Matrix03】ONE初陣=アディワン戦前の箕輪ひろば─02─「10年やってきた修斗を─」

【写真】修斗の選手は、凄く修斗に拘りを持つ。ジュニア修斗から試合に出ていた箕輪も、当然のように強い拘りを持っている(C)KEISUKE TAKAZAWA

13日(金・現地時間)に中継されるONE113「Inside the Matrix03」で、リト・アディワンと対戦する箕輪ひろばインタビュー後編。

仙三戦、ONE Warrior Seriesでエゲツナイ強さを見せてきたアディワン戦に向け、箕輪は小学6年生から10年も続けてきた──自分の修斗を信じて戦う。

<箕輪ひろばインタビューPart.01はコチラから>


──力を証明するにはリト・アディワンは持ってこいの相手です。同時にいきなりアディワンかという気もしました。

「僕もオファーを貰った時に、すぐに仙三さんとの試合が思い浮かびました。勝敗を考えるよりも先に『あの選手と戦うんだ』っていう感じで、圧倒されましたね(笑)。自分でもビビっていたのか、ワクワクしたのか分からないのですが、『おおっ!!』となりました。

これまで通りでは勝てないです。めちゃくちゃフィジカルが強いですし。決まってから、仙三選手と戦っている以外の試合映像を見ると──改めて凄く強い選手でした」

──特に強い部分はどこだと感じていますか。

「どこがという話になるとフィジカルだとか、野獣性になるのですが、結局のところ完成されていない強さだと思います。これから。もっと強くなる選手ですね」

──戦い方としては、特にラカイっぽい選手ではないです。

「そうですね。チャンピオンのパシオ選手とはだいぶスタイルも違いますし」

──ところで箕輪選手は昨年5月に同じラカイのジャレッド・ライアン・アルマザンと戦っています。

「アディワンとアルマザンと比較すること事態が、いけないと思っています。もっと強いのが来ることを想定しています。それでもアルマザン戦で、フィジカルの強さを肌で感じて凄いと思いました。力の使い方が自分とは違っていて。際がないとうか……。

リト・アディワンにしてもテイクダウンされながらでも、腕を取ったりしちゃうじゃないですか。テイクダウンをされないように戦うのではなくて、テイクダウンされた後を考えて戦っています。強引といえば強引なんですけど、そういう考え方があるんだなって思いました。

できないことをやろうとしているのではなく、できていないからこそできることをしようとしています。開き直りというか、自分を通すというか」

──対して、箕輪選手としてはどのように戦おうと思っていますか。

「フィジカルがめちゃくちゃ強くて、パンチもメチャクチャ振ってくる相手です。MMA的だとか、修斗のような動きを習得してきたわけじゃない。個体として強く、濃い色のファイトをしてきます。なら自分は基本通りのことをやるか、相手とは違う色の濃いファイトをするかです。そう考えると、自分のなかでグラウンド勝負ですね」

──対して箕輪選手はずっと修斗をやってきました。

「あぁ、そういう風に考えてはいけなかったですけど、そういうことですよね。ずっと修斗をやってきたから勝てるという甘いモノじゃないですが、僕はアマ修斗の前にジュニア修斗から、コレをやってきました。総合格闘技に触れてきた年月は、結構長くて10年になります。そう考えると、アディワンに対して10年やってきたんぞという気持ちはありますね。

MMAって何か他の格闘技を終えてからやる人って多いじゃないですか。ボクシング、キック、柔道、レスリング、柔術をやってからMMAっていう風に。それをいうなら僕はMMAからMMAです。ルールで許される攻撃が増えてきただけで。小学6年生から修斗をやってきたので」

──中学で部活が始まる前ですからね。そこをアディワンに見せてほしいです。

「ハッキリ言えば凄く強い相手だから、勝てばオイシイです。アディワンに勝って、修斗ストロー級を舐めるなよっていう気持ちはあります。

僕のキャリアでも1、2を争う強敵です。でも、彼に勝って次に繋げるのが、僕のビジョンに含まれています。この試合に掛けていると同時に、この先を見ているのもあります。だからしっかり勝ちます。修斗ストロー級王者の強さを見せつける……修斗を見せます」

──これも超個人的な話になるのですが、山上幹仁選手がRoad FCで戦った時に応援に来ていた箕輪選手と……あの時はまだ中学生だったかと思いますから、箕輪君と大会後にインスタントのクソ辛いラーメンを食べさせる店で夜食を取ったことがありました。

「ありましたねぇ(笑)。めちゃくちゃ寒い夜中に!!」

──あの時、辛すぎて箕輪選手がもう泣きそうになっていて。そんな中学生が、ここまで来たのかと。どうしても、そういうことを考えてしまいます。あの時は悔しい夜食になったので、ここを勝って辛いインスタント・ラーメンでも食べに行きましょう(笑)。

「あれインスタントだったんですね(笑)。辛すぎてわかっていなかったです。でも、今の僕ならあの辛さのラーメンだって食べることはできます。それぐらい成長はしています。あの頃の僕は辛いラーメンに勝てない子供でしたけど、今なら勝てます(笑)」

■視聴方法(予定)
11月13日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE App
毎週木曜、26時05分~テレビ東京「格闘王誕生! ONE Championship」

■ONE113 Inside the Matrix03対戦カード

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ジョン・リネケル(ブラジル)
ケビン・ベリンゴン(フィリピン)

<64キロ契約/5分3R>
ソン・ミンジョン(韓国)
ジェヘ・ユースタキオ(フィリピン)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ムラッド・ラマザノフ(ロシア)
手塚裕之(日本)

<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
ユーリ・シモエス(ブラジル)
ファン・ロン(中国)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
箕輪ひろば(日本)
リト・アディワン(フィリピン)

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