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【UFN181】反撃を少し許した点をも含め、パーフェクト・プロMMA!! ブライス・ミッチェル、5連勝

<フェザー級/5分3R>
ブライス・ミッチェル(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
アンドレ・フィーリ(米国)

いきなり後ろ回し蹴りを見せたミッチェが、続いて左インサイドローを蹴る。サウスポーのミッチェルは掛け蹴りを放った直後にシングルレッグでテイクダウンを奪う。フィーリは背中をマットにつけ、両足を四の字で束ねられる。腰を押して立ち上がったフィーリだが、ミッチェルは直後に倒し直してマウントへ。足を戻したフィーリは、ハーフからブリッジでスイープを狙う。

ここからスクランブルもミッチェルがボディロックテイクダウンで直ちに上を取り返す。パス、マウント狙いのタイミングで腰をずらして立ち上がろうとしたフィーリだが、ミッチェルはバックを制し、上を向いたところでマウントを取る。フィーリはエルボーを打たれ、一度はハーフに戻すが、マウントを取り戻したミッチェルが左右のパンチを落とす。

ここも足を戻したフィーリは、もう一度マウントを取られるとブリッジで上に。返されながら三角をミッチェルが仕掛けるが、フィーリも反応して立ち上がる。スタンドになってもミッチェルの勢いは止まらず、右を打ち込んでからテイクダウン。初回を圧倒した。

2R、左を当て、サイドキックのミッチェル。フィーリも左ジャブを伸ばし、続くダブルレッグを切る。オーソに構えたミッチェルは右フックをヒットさせる。フィーリもスイッチを見せるが、左ジャブをダブルで被弾する。と、フィーリの跳びヒザでミッチェルが初めて後ろに下がり、テイクダウン狙いも察知される。

それでも右を見せて、ニータップからフィーリをケージに押し込んだミッチェルだったが、ヒザを入れて離れた直後に左で殴られ、左ハイにも右ストレートを合わせられる。ここでミッチェルはダブルレッグでドライブし、ハイクロッチ&足払いでテイクダウンを決め、流れをフィーリに渡さずにハーフで抑える。頭を抱えるフィーリに対し、パスからヴァンフルーのミッチェルは頭が自由になるとエルボーを打ちつける。

フィーリはケージを蹴ってブリッジ、スタンドに戻るとハイキックでミッチェルのマウスピースを吐き出させ、クリンチにも右を差しあげて押し倒す。直後に時間となり、フィーリが取り返した。

最終回、右を2発入れ、左ローを蹴ったミッチェルは、勝負のラウンドで前に出る。と、右オーバーハンドからダブルレッグを決めトップを奪取する。ケージ中央でクローズドガードのフィーリはパス狙いを耐え、蹴り上げをキャッチされながら立ち上がる。その蹴り足を掴み、直ぐにシングルレッグをミッチェルが決める。

フィーリもテッポウで上を取り直し、寝技に固執することなくスクランブルでスタンドに戻る。しかし、フィーリは打撃戦に持ち込めずミッチェルが即ダブルレッグに成功する。またもグラウンドで下になったフィーリは、パスを許さないようにハーフから懸命にクローズドに戻す。

つまりそれだけ時間を使ってしまっており、ミッチェルはその間にパウンドを纏めてしっかりとスコアする。最後の10秒で草刈りからスクランブルを狙ったフィーリに対し、飛び込むようにテイクダウンを決めたミッチェルが圧巻の判定勝ちを手にした。

キックボクシング+レスリング+柔術の融合、素晴らしいパフォーマンスでUFC5連勝=通算14連勝としたミッチェルは、「もっと良い試合ができるはず……5連勝だけどね。倒してから、あんなにエスケープを許したくなかった」と快勝にも満足しなかった。


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