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【ONE112 II】澤田龍人──最後までバックを取り続けることはできず、下になるもミャオに判定勝ち

<ストロー級(※61.2キロ)/5分3R>
澤田龍人(日本)
Def.3-0
ミャオ・リータオ(中国)

前足の蹴りを使うミャオに対し、澤田はショートのワンツーを見せて一旦距離を取りダブルレッグを決める。ハーフからスクランブルでもがぶる澤田は、マウスピースを拾えとアピールするミャオをケージに詰めてダブルレッグで倒し、バックへ。上を向いたミャオに肩固め、さらにマウントへ移行する。パワーのあるミャオは、ここもスクランブルに持ち込むが、澤田は落ち着いて3度目のテイクダウンを決める。

ここもバックに回り両足をフックした澤田は、腕を差して起き上ろうとしたミャオの背中を逃さず再び両足をフックしてRNCへ。絞めは極まらないが、澤田は暴れるミャオに胸を合わせることを許さない。残り45秒でついに正対され、ガードを取った澤田は腰を切って腕十字へ。腕を抜いたミャオが左のパンチを落とすが澤田は攻勢点が十分につく初回だった。

2R、開始直後にテイクダウンからバック&ワンフックから両足をフックした澤田に対し、ミャオが手首を掴んで絞めはセットアップさせない。グローブを掴むミャオにイエローカードが提示され、同じポジションで再開される。澤田はマウントに移行し、ブリッジのミャオのバックへ。パンチを打ちながらバックグラブを続けた澤田は、スクランブルに持ち込んでも背中を見せるミャオを逃さない。

頭を上に持っていき、フックを一本解除したミャオだが、胸を合わすことができない。澤田は4の字フックで組み、最後の1分でミャオが正対して上を取る。ここでパウンドを受けるとポイントを失う可能性もある澤田が、腕十字へ。初回と同じように腕を抜いたミャオが立ち上がると、起き上りつつダブルレッグを狙う澤田をがぶるもタイムに。

最終回、内回し蹴りを見せたミャオは、澤田のテイクダウン狙いを切ってパンチを入れる。蹴りを繰り出すミャオに対し、ヒザを尽きながら組みついてテイクダウンからバックに回った澤田は短時間で胸を合わされガードを強いられる。ミャオはキムラを許さず、足を抜きに掛かる。ニーシールドから足を戻した澤田は、腰を切って腕十字も体重をかけたミャオが潰す。

澤田は下になったままでなく、スクランブルかサブミッションに持ち込みたい。前腕を打ちつけるミャオにパスは許さない澤田が、潜ってリバーサル狙い&シングルへ。さらにケージ詰めてアンクルピック、シングル移行するがミャオを倒れずパンチを打ちつける。澤田は起き上りながら、ドライブしてケージ際へ。シングルからダブルの澤田はバック狙いも落とされてしまう。ここからタイムアップまでガードを取った澤田、下からの仕掛けは限定的だったが、3-0で判定勝ちを手にした。


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