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【UFC ESPN16】左フックでマッギーの鼻を折ったコンディットが、5年5カ月ぶりの勝利

<ウェルター級/5分3R>
カーロス・コンディット(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
コート・マッギー(米国)

5連敗中、1年10カ月振りの実戦に挑むコンディットは、サウスポーに構えて右ローを蹴る。マッギーは右ミドルをキャッチされ足を引き抜く。左ミドルを見せたコンディット、静かな展開で2分が過ぎる。

コンディットはオーソを織り交ぜて戦い、マッギーが左サイドキックをボディに入れる。蹴り、パンチとも腹を狙うことが多いマッギーは左ミドルに右を合わせ、コンディットも終盤に手数を増やしていく。マッギーはコンディットの左ミドルをサイドキックで潰し、終了間際に右ローで前に出たところで 右フックをモロに受けて腰が崩れ落ち最後にラウンドを失った。

2R、鼻が曲がったマッギーの前進に左を合わせていくコンディット。マッギーが左ジャブに、オーソで構えたコンディットが右を伸ばす。スイッチしたコンディットが左ストレート、マッギーはボディストレートを入れるが踏み込みは甘くなっているか。ワンツーを入れ、左リードフックを繰り出すコンディットは左フックを被弾したが、右ストレートを打ち返す。さらに左ミドルと右ストレートのコンビを入れたコンディットが、打ち勝つ場面が増える5分間となった。

最終回、2Rより距離が近くなり、コンディットが左ミドルを蹴り込む。マッギーは距離を取り、ローとサイドキック。パンチになると重心が後ろから、オーバーハンドで荷重を変えるマッギーの動きを、コンディットは見えている。ローでバランスを崩したマッギーの立ち上がり際にパンチを入れ、ミドルを蹴ったコンディットは、右エルボーを狙う。

この踏み込みに右を合わせたマッギーが、足を使うコンディットを追いかける。それでもパンチを当てるのはコンディットの方で、右ジャブに続き右エルボーを当て、ワンツーへ。アッパーから左ミドル、左ローを入れたコンディットはマッギーの右オーバーハンドを交わして、右フック&左ハイのコンビネーションを繰り出す。

最後の1分、右オーバーハンドをヒットさせたマッギーだったが、あとが続かない。右ジャブ、左フックを見せておいて左ミドルと右ローを蹴ったコンディットが、最後に右を被弾したがパンチを打ちながら試合終了を迎えた。

フルマークの判定勝ちで、5年5カ月振りの白星を得たコンディットは「スーパータフだった。鼻が折れても向かってこないなんてことないと思っていた」と話した。


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