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【UFC92】ノゲイラ敗戦、統一戦はミア×レスナーに

(C) ZUFFA■第9試合UFC世界ヘビー級選手権試合/5分5R
[挑戦者]フランク・ミア(米国)
Def.2R1分54秒/TKO
[暫定王者]アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(ブラジル)

【写真】アッパー、ストレート。2Rにはフックと巧みにパンチを使い分けたミア。暫定王者ノゲイラはいいところなく一方的に敗れた (C) ZUFFA

ミアが左ハイ、右ローを放ち試合がスタート。ノゲイラが前に出てくるところに、ミアのアッパーが連続してヒット。ここでテイクダウンを奪われたノゲイラ、ミアはパウンドを数発放ち、自らスタンドへ戻る。

左ジャブで距離を測るノゲイラだったが、ここでもミアの右アッパーがその顔面を捉える。様子見の試合を続けるミア、ノゲイラは同じようなペースで攻め込むが、今度はミアの左ストレートで尻もちをつくようにダウン。ミアはここでもスタンドを選択し、ノゲイラが立ち上がるのを持ちかまえる。


スタンドで一方的に攻め込まれながらも、組みつくこともなく左ジャブから前進を続けるノゲイラ。ここでは初めて返しの右を交えて前進を続けたが、1R終了直前、左ストレートでミアがまたしてもダウンを奪った。

余裕の表情で2R開始を迎えたミアは、ここでもノゲイラが前に出て来るのを待ち、1Rと同様にパンチと蹴りで迎え撃つ。と、ミアはここで右アッパーでも、左ストレートでもなく、左フックでノゲイラからダウンを奪う。

背中を伸びきった状態で、腰から崩れ落ちたノゲイラに細かいパウンドを集中させたミアが、予想外の一方的な展開で暫定世界ヘビー級のベルトを巻いた。

涙を見せた新王者は「足の負傷から復活し、ノゲイラのような選手に勝つことができた。家内と子供たちに感謝している。ノゲイラは僕の憧れだった、とにかく5R戦えるコンディションを整えたんだ」と語り、レスナーとの統一戦の実現を声高らかに訴えた。

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