この星の格闘技を追いかける

【UFN46】シーリー、パンチだけでなくTDでも魅せる

2014.07.20

<フライ級/5分3R>
ニール・シーリー(アイルランド)
Def.3-0:30-27, 30-27, 30-27
フィル・ハリス(英国)

ダブリン在住シーリーの登場に、さらに盛り上がる館内。ハリスがすぐにテイクダウンを狙い組みつく。厳しい態勢もシーリーはケージを背にして持ち直すと、体を入れ替えてヒザをボディに。続くテイクダウン狙いもシーリーは、切り抜け距離を取る。ハリスはテイクダウンが決まらず、打撃のプレッシャーに圧されるように。ケージ際でシーリーは右フックを決め、ダウンを奪うとスタンドにハリスを待ち受ける。右フックを2発入れたシーリーは、左ストレートでハリスを下がらせる。

シーリーの右フックの直後に頭が当たったが、レフェリーはそのまま流す。ハリスの度重なるテイクダウン狙いを防いだシーリーが、ここでも右フックをヒット。ハリスのテイクダウン狙いをいなして、逆にトップへ。立ち上がったシーリーに組みついたハリスは、逆に後方に崩される。サウスポーの構えから右フック、オーソに戻したシーリーのパンチが目に入ったとハリスが間合いを外したところで、初回が終了した。

2R、パンチからテイクダウンを切られたハリスは、続いてテイクダウンから引きこんでの腕十字も極めらない。シーリーがローを蹴り込み、レフェリーがブレイクをかけハリスを立ち上がらせる。シーリーは右フック、直後にハリスが初めてダブルレッグで尻餅をつかせる。シーリーは起き上がって、続くテイクダウン狙いをスプロール。ハリスは後方回転から上を取ろうとしたが、立ち上がったシーリーが思い切りパンチを振るって前に出ていく。

残り90秒、シーリーは左をヒットさせるも、右は余りにも振りが大きくなり空振りに。と、サウスポーの構えからシーリーがニータップを決める。自らは立ち上がったままでローを左右から蹴り込むシーリー。ハリスは起き上がったが、再びシーリーがシングルからダブルでテイクダウンに成功し、右のパウンドを落したところで2Rが終わった。

最終回、ハリスの左ローが急所に入り中断。再開後、シーリーが思い切り右ローを蹴り込む。単打の応酬のなかで、シーリーの右がヒット。ハリスも左を打ち込むが、続くテイクダウンは決まらない。左を受けてなお、右を返し前に出るシーリー。ハリスも右ローに左フックを合せていく。右目尻をカットしているシーリーは、構わず踏み込んで右を伸ばす。ハリスはテイクダウン狙いからスライディング、ローを2発蹴られて立ち上がる。

残り30秒、左から右を受けたハリスは引き込むようにグラウンドへ。パウンドを入れたシーリーが飛び込んで右のパウンドを落す。さらにパウンドを重ねたところでタイプアップに。同時にケージによじ登り、地元ファンにアピールした。フルマークで勝利したシーリーは、「スイッチはジムでやってきた。ボクシングは力任せになったけど、テイクダウンディフェンスは凄く良かった」と試合を振り返った。

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