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【UFN46】トレバー・スミス、ねちっこい展開でトローエン下す

2014.07.20

<ミドル級/5分3R>
トレバー・スミス(米国)
Def.3-0:29-28, 29-28, 29-28
トル・トローエン(スウェーデン)

まずは右ローを入れたスミス、ダブルレッグを切ったトローエンが左ヒザをボディに入れてケージ際へ。右腕を差したトローエンが左ボディアッパーを放つ。スミスは押し返そうとするが、再びケージに押し込まれる。距離を取ったトローエン、右を伸ばすが頭を下げて振ってくるスミスのフックを受けそうに。トローエンは再び組んでケージにスミスを押し込み、ダーディボクシング。スミスも同じくアッパーからヒザを返す。

試合がオクタゴン中央に戻ると、互いのパンチはやや踏み込みが浅い。トローエンのローに右を合わせようとしたスミスだが、パンチを受け蹴りもキャッチされてバランスを崩すと、テイクダウン狙いへ。横三角を狙ったかに見えたトローエンは、尻餅をつかされ立ち上がり際にヒザをボディに2発受ける。体を入れ替えたトローエンがヒザ蹴り返す。残り30秒、離れた両者は打撃戦へ。スミスの左右のフックをかわしたトローエンが組んだ状態でヒザ蹴りを突き上げ初回が終わった。

2R、細かい連打から組んでテイクダウンを奪ったトローエンがマウントへ。ブリッジから起き上がったスミス、トローエンがバックを取ろうとするも、前転してサイドを奪取する。重い左のパウンドを受けたトローエンがフルガードへ。スミスは左右のパンチを落していく。足を一本抜いたスミスが、勢いの右を落としていく。バランスを崩されそうになっても、足関節を狙う仕種を見せてトップをキープする。耳の辺りへのパンチが後頭部へ入り、注意を受けたスミスだが、懸命にケージ際まで下がったトローエンの足を束ねて立たせない。トローエンはバックを譲りながら立ち上がって胸を合わせると、体を入れ替え離れる。残り1分、ワンツーから再びテイクダウンを仕掛けたトローエンにスミスがギロチンへ。クローズドで固定して絞め上げるも、トローエンがラウンド終了まで耐えきった。

最終回、ダブルレッグでテイクダウンを狙うトローエン。逆にケージに詰めたスミスがシングルレッグへ。これを切ったトローエンがバックに回り足をフックしようとするも、前方に振り落される。トップを取ったスミスはハーフから左エルボー。さらにハーフの態勢で、肩固めへ。足を抜くが背中を向けられた形になり、絞めは極まらない。それでもバックを制し、トローエンが立ち上ってもすぐに、後方回転からトップを奪ったスミスがパンチを顔面に落としガッチリとトップをキープする。

トローエンの起き上がり際にスミスはギロチン、ハーフネルソンへ移行し、ヒザを入れる。スミスはバックに回り込んで右のパンチを3発。たまらず引き込んだトローエンはそのままの態勢で試合終了を迎えた。結果はジャッジ3者が29-28をつけ、スミスが判定勝ちを決めた。

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