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【TUF19】レアンドロ・イッサ、柔術家の真骨頂。技術で一本!!

2014.07.07

<バンタム級/5分3R>
レアンドロ・イッサ(ブラジル)
Def.3R3分49秒by腕十字
ジュマビエク・トルスン(中国)

元Legend FCのトルスンとONE FCのイッサがUFC初勝利を目指す。イッサが左ローを入れ、トルスンは遠い距離からパンチが空を切る。続いてイッサの左ハイがトルスンの顔面を掠める。続くハイをスウェイでかわしたトルスンが前に出ると、イッサの右ローが急所に入り、試合は一時中断に。再開後イッサはローと左ジャブでトルスンの前進を止めるに掛かる。ダブルレッグはスプロールされたイッサだが、再び左ジャブから左右のキックを蹴り込んでいく。

トルスンの左ジャブがようやくイッサに届くようになると、左ハイから右フック、さらに左と前に出る。下がり気味になったイッサは、左フックを受けてよろける。パンチの追撃にテイクダウン狙いからガードを取ったイッサ、終盤の攻めでトルスンのラウンドとなったか。

2R、踏み込みが鋭くなったトルスン。その分、イッサのローもダメージを与えることができる。トルスンの左フックにミドルを入れたイッサだが、右を受けて後退。パンチを受けて下がり、テイクダウンをスプロールされるという負のスパイラルを断ち切れないイッサは、テイクダウンからハーフガードへ。と、ケージを掴んでリバーサルを決めたため、イッサに1Pのペナルティが与えられる。追い込まれたイッサ。スタンドで試合が再開すると、鋭い右ローを放つも直後に左ストレートを顔面に受ける。左ローを受けたトルスンは、右ストレートを返すもダブルレッグでテイクダウンを奪われる。

イッサの脇差しパスが決まるかと思われたが、トルスンは立ち上がり試合は残り90秒でスタンドへ。ミドルの応酬後、イッサの下りながらの左フックがトルスンの顔面を捉える。さらにローでトルスンを転がすことに成功する。直後に起き上がりながらシングルをトルスンが決め、2Rが終了した。減点があったため、良くてもイーブン。最悪2Rまでで3Pのビハインドをイッサは抱えることとなった。

最終回、イッサは左右のローを次の攻撃に結び付け、しっかりと寝技に持ち込みたい。と、一発でダブルレッグを決めたイッサがハーフから脇差しパスへ。サイドからエルボーを落したイッサがクロスフィックを狙うと、スクランブルから立ち上がろうとする。イッサはここでギロチンへ。アームイン、ノーアーム、ギロチンを掛けながら後方回転でトップ、マウントを奪取したイッサは、ハーフに戻されてもパンチを入れていく。

サイドに戻り、左パンチを連続するとイッサは再びマウントに。残り90秒、フィニッシュが欲しいイッサはトルスンのブリッジに対し腕十字。トルスンは上体を起こして勢いで逃げようとするも、イッサはしっかりと左ワキに挟みこみタップを奪った。判定ではまず勝ち目がなかった3Rにしっかり一本。優れたフィジカルに現代MMAの要素を上書きした中国人ファイターを相手に、シンガポール在住・イヴォルブMMA所属のブラジリア柔術家が、その真骨頂を見せ技術で勝利した。

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