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【UFN43】重量級、ハイペースの打ち合いはヴィランテに凱歌

2014.06.28

<ライトヘビー級/5分3R>
ジャン・ヴィランテ(米国)
Def.2-1:29-28, 29-28, 28-29
ショーン・オコネル(米国)

ヴィランテのローに右を合わせようとするオコネル。接近戦になるとヴィランテが組みつくもオコネルが逆にケージに押し込み、シングルからダブルとテイクダウンを狙う。自ら距離を取ったオコネルはヴィランテの右ハイにパンチを合わせ前進。ケージを背にしたヴィランテとパンチの応酬を見せ、またも組みつく。再び距離を取った両者、ヴィランテがアッパーをヒットさせるもオコネルも左右のフックを打ち返す。さらに大きな振りのフックを返すヴィランテだが、オコネルがまたもケージに押し込んでいく。激しい打ち合いのあとのケージ際の攻防からヴィランテが距離を取り直す。

オコネルは左右のパンチを振りながら前に出る。前蹴りからハイキックを見せたヴィランテ、やや疲れた様子を浮かべている。最後もパンチの交換から組み合いになり、ヴィランテがテイクダウンまであと一歩というところで初回が終了した。

2R、大外回りの左のフックを見せるヴィランテに対し、オコネルはストレート系のパンチを返す。ワンツーで前に出るオコネル、ヴィランテは左へ回り、右の餌食になる。とそのまま左へ移動するヴィランテの顔面をオコネルの左が打ち抜きダウンを奪う。バックを取りながらスタンドに戻ったオコネルは、ヴィランテの右ショートフックを受ける。さらに右エルボーを放つヴィランテは、ダーティーボクシング。オコネルがヒザを返して組みつくも、ヴィランテは回り込んで距離を取る。

初回同様、前蹴りを見せるヴィランテだが、オコネルに距離を詰められる。オコネルの左ストレートに、左フックを返したヴィランテ。残り10秒、ヴィランテが左ボディフックから右オーバーハンドもヒットさせるも、ここはオコネルのラウンドとなった。

最終回、NZのファンが大きな声援を送る。と、オコネルの左ローがヴィランテの急所に当たり試合が中断される。再開後、左の応酬からオコネルが右ストレートを伸ばす。ヴィランテは左クロスを繰り出すも、右ストレートを被弾する。綺麗なタイミングでワンツーを打ち込んだヴィランテは、近距離でショートアッパーを打ち込む。ヴィランテの左にオコネルがワンツーを入れる。ヴィランテはここでも前蹴りから右ミドル、形は悪いがオコネルのボディを右足が直撃する。

残り2分、ヴィランテの左ハイの後に組んでいったオコネル。ここも回り込んだヴィランテが左フックから右アッパーを2発入れる。さらに左ハイを繰り出したヴィランテは、オコネルのテイクダウン狙いを切ってオクタゴン中央へ戻る。すぐに組んでケージに押し込んでいくオコネルに対し、ヴィランテは距離を取って打撃戦を展開しようとする。最後もシングルを切ったヴィランテは、左ハイを放ちながらバランスを崩すと、ここで試合はタイムアップに。2Rは絶対的にオコネル、3Rはヴィランテ。1Rはどのように判断されるか。結果、割れた判定を手にしたのはヴィランテだった。

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