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【TUF BR03 Finale】ダム、マゴメドフの制空権を切り崩せず

2014.06.01

<ライト級/5分3R>
ラシッド・マゴメドフ(ロシア)
Def.3-0:30-27, 30-27, 30-27
ホドリゴ・ダム(ブラジル)

互いに左ジャブを伸ばし、続いで右ローを打ち合う。右ローを繰り返し、左ハイを見せたマゴメドフが、引き続き左ミドルを連続で放つ。ダムのローにマゴメドフが左フックを合わせるも当たりは浅い。サウスポーに構えたダンだが、マゴメドフの左ジャブを受けてオーソに戻す。マゴメドフは左ハイ、左ミドルと蹴りを多用する。互いに距離がやや遠いまま1Rは残り1分に。ダムの右にマゴメドフはスリップ気味にバランスを崩すが、続く右オーバーハンドでダウンを奪う。パウンドにはいかず、ローを蹴り込んだマゴメドフが初回を取った。

2R、蹴りを放ちながら距離を計る両者。ダムの右ローにマゴメドフはフックを合わせようとする。マゴメドフもサウスポーを織り交ぜ、左右のミドルを入れる。ダムは前に出るが、ワンツーを被弾してしまう。打撃ではマゴメドフが優勢でも、ダムは組みつくことはない。マゴメドフは首相撲からヒザでスリップ、ここでもダムが打撃の間合いをキープする。残り30秒となり、ようやくシングルレッグに出たダムだが、テイクダウンを奪えない。ダンはペースを掴めないまま、最終回を迎えることとなった。

3R、右ストレートにワンツーを受けたダム。左ハイが顔面を軽く掠めるなど、厳しい状況が続く。マゴメドフはシングルを切るが、腰をコントロールされケージに押し込まれる。両ワキを差されても、ケージを背に立ち続けるマゴメドフは、ダムがエルボーを放って距離を取ると、右ストレートをヒットさせる。ダムも右を伸ばし、左右のフックに続けて前に出る。残り1分を切り、足を止めて打ち合う両者、ダムが左ストレートを打ち込むも、左ボディを逆に蹴られてしまう。最後のシングルも掴んだ足を振り上げた時にストレートを顔面に被弾するなど、ダムは劣勢の挽回できないままフルマークの判定負けとなった。

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