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【UFN40】左ミドル効かされるも、ブラウン怒涛の攻撃でTKO勝ち

2014.05.11

<ウェルター級/5分5R>
マット・ブラウン(米国/7位)
Def.3R2分11秒by TKO
エリック・シウバ(ブラジル/14位)

シンシナティのファンは、同じオハイオ州コロンバス出身のブラウンに大声援を送り、シウバにはブーイング。左の蹴りから組みついたブラウンだが、シウバが両ワキを差してテイクダウンを奪う。背中をつけると同時に、ブラウンはそのままロールし、トップへ。シウバは立ち上がり、ブラウンの左ハイをブロックする。シウバは左ミドルからパンチへ。続く左ミドルで動きが止まったブラウンは、パウンドを受けバックを取られる。RNC、フェイスロックと懸命に防ぐブラウンはシウバの右腕をホールドする。上体を起こしたところで、シウバはブラウンの右腕ごとフックするも、ブラウンも腕を引抜く。

やや乗りすぎになったシウバ、ブラウンは胸を合わせることに成功し、スタンドに戻る。パンチからヒザ蹴り、さらにエルボーを放っていくブラウン。ケージに詰まったシウバのボディにヒザ、エルボーの連打と猛攻を仕掛け、足払いでキャンバスに転がす。シウバが起き上がってくると、ヒザ蹴りから再び足払いでテイクダウンに成功する。フラフラになって立ち上がったシウバは、右ストレートを受けて動きを止める。連打を受けてなおスピニングバックフィストを狙ったシウバだったが、ブラウンは組みついてテイクダウンを決め大逆転でラウンドをモノにした。

2R開始直後、エルボーからパンチで猛攻を仕掛けるブラウン。シウバの左ボディを受けても、ヒザとエルボーをシウバに次々と決める。左ボディを打ち込んだブラウンは、右アッパーから左右のヒザ蹴り。ケージに詰まったシウバに左右のエルボー、離れて右ハイから右ストレート、アッパーを伸ばす。ケージ際でよろめきながら、パンチを返すシウバだがブラウンは左フックの3連打を打ち込む。シウバも左フックから左ミドル、パンチを返すブラウンにボディショットを打ち込む。ブラウンも動きを一瞬止めたが、直後にテイクダウンからパス、クルスフィック、横三角とポジションを進めパンチを落していく。

さらにダースチョークで攻め込みマウントを取ったブラウンは、チョークを解いて、左右のパウンドを連打する。ここでシウバが右腕を伸ばして横を向こうとすると、ブラウンは躊躇することなく腕十字へ。シウバが腕を抜いて立ち上がると、ブラウンは三角絞めから、腕を伸ばしに掛かる。懸命に右腕を抜いたシウバは、トップを奪取するも力なくガードに収まるだけで、ラウンド終了を待った。

最終回、シウバは左フックを放つが、後が続かない。ダメージは蓄積し、スタミナも残ってない。そんなシウバに対し、ブラウンは左フック2発から右ストレート、続いてヒザ蹴りを顔面に突き上げて、足払いへ。立っているのがやっとのようなシウバだが、それでも必死の形相で組んでいく。逆にテイクダウンを取ったブラウン、シウバにスクランブルに持ち込む力は残っておらずクローズドガードを取るのが精いっぱいだ。

ブラウンは容赦なく右のパウンドから左エルボーを連打する。シウバは三角絞めを狙うも、頭を抜いたブラウンがパウンドを連続で落す。ブラウンが体を起き上がって、大きな振りの左のパウンドを狙う。ついにシウバはエルボーを受けた右目を庇うように背中を見せる。ここでレフェリーが試合を止め、ブラウンの勝利が決まった。

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