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【UFC171】初陣トレビノが、減量失敗のフォルチを判定で下す

2014.03.16

<156.5ポンド契約/5分3R>
フランシスコ・トレビノ(メキシコ)
Def.3-0: 29-28, 29-28, 29-28
ヘニー・フォルチ(ブラジル)

体重を落とし切れなかったフォルチに対し、トレビノが左右のローを放つが届かない。続いて左ミドルを蹴り込んだトレビノだが、フォルチは右ストレートから組んでテイクダウン。バックに回り込む。両足をフックしたフォルチは、後方から鉄槌を入れる。残り3分以上、亀になったトレビノだが、フォルチはしっかりと背中について再び仰向けになる。肩に担いで落すように立ち上がったトレビノがシングルを狙うも、逆にテイクダウンを許し今度はガードを強いられる。

パス狙いからバックに回ろうとしたフォルチ、トレビノは前方回転からすぐに立ち上がる。蹴り技に威力のないトレビノに対し、フォルチがパンチを連打し初回が終わった。

2R、蹴りの応酬のなかで、若干疲れを見せるフォルチが組んでテイクダウンへ。ここは倒し切れず、トレビノが距離を取る。減量失敗の影響が出始めたようなフォルチに、トレビノは右ストレートを打ち込む。下がるフォルチ、サウスポーから左ミドルを入れたトレビノがパンチに繋げる。オーソから右ロー、さらにミドルを放つトレビノに対し、フォルチは踏み込みが弱くなる。

残り2分、左に回るフォルチにサイドキックを蹴り込んだトレビノが、変則的なステップを踏むもパンチをかわされテイクダウンを許す。四つになり起き上がったトレビノは逆にダブルレッグでテイクダウンを奪い返すと、がぶってギロチンへ。さらにヒザ蹴りに繋げたトレビノがラウンドを取り返した。

最終回、下がりながら右を打ち込んだトレビノが前に出て左ミドルから右ストレートを決める。必死に前に出てパンチを繰り出したフォルチは、蹴り足を掴まれると後方に倒れ込む。すぐに立ち上がったフォルチをダブルレッグで倒したトレビノは、スタンド戻られてもギロチンを切って、回転バック肘を見せる。

直後にシングルレッグからバックに回ったフォルチだったが、胸を合わされ逆にケージに押し込まれる。キムラロックでテイクダウンを防ぐフォルチのバックに回ったトレビノは、腿にヒザを入れ、エルボーから距離を取り直す。ワンツーをヒットさせたトレビノ、フォルチもパンチを打ち込む。完全にスタミナを切らしたように見えたフォルチが残り90秒でテイクダウンに成功し、トレビノの立ち上がり際にバックを取る。フックはすぐに解かれ、逆にケージに押し込まれたフォルチがヒザから右ストレートを放つ。

フォルチは距離を取り直し、右を伸ばすなど試合の最後を優位に進めようとしたが、テイクダウンには失敗。それでも攻める意志を見せてタイムアップを迎えた。結果はジャッジ3者とも29-28をつけトレビノがUFCデビュー戦を勝利で飾った。

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