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【Bellator111】柔術マジック、ドゥドゥがRNC極め王座防衛に成功

2014.03.08

<Bellator世界バンタム級選手権試合/5分5R>
ドゥドゥ・ダンタス(ブラジル)
Def.2R2分04秒by RNC
アンソニー・レオーネ(米国)

左ジャブを伸ばすダンタス。続くハイキックをキャッチされ、足を戻すもさらにローをレオーネに受け止められパンチを被弾、引き込むように背中をマットにつける。腰を切って足を振り上げるダンタスに対し、常に正対するように移動するレオーネ。クローズドからダンタスは何度も腰を切っていく。ガードが開くと腰を切ってくるという流れは、レオーネも十分に予知できるので、他の仕掛けも欲しいところだ。

王者は手首を掴んで三角をセットアップするも、ここもレオーネは徹底して防御し、細かいパンチを落していく。レオーネは上腕を押し付けるようなエルボーも見せるが、基本はトップにステイで仕掛けはない。残り1分、足をすくって十字、あるいはスイープを狙うダンタスだが、ここも挑戦者が対処しガードを強いられた状況が続く。ラウンド終了間際になって振りの大きなエルボーを見せたレオーネが、ノーダメージの王者をリードした。

2R、前蹴りから前に出るダンタス。互いに左ジャブを繰り出す。レオーネもワンツーを振るいながら前に出るも、ダンタスのジャブに打撃は攻勢を握ることができない。ダンタスは飛びヒザの着地の際にレオーネに組みつかれるが、ケージを利して凌ぎ、距離を取り直す。ジャブからハイとプレッシャーを与えるダンタス、バランスを崩してレオーネの前進を許すもパンチは受けない。

残り2分、ダンタスのジャブがレオーネを捉える。レオーネのスピングバックフィストは空振りに、直後にパンチのフェイントからシングルレッグに出るもダンタスは首を切って足を引抜くとバックへ。レオーネはパンチを受けながらも、胸を合せて再びローシングルを仕掛ける。ダンタスは取られている左足を抜いて、レオーネの左肩を跨ぎスルリと後方へ。尻をマットにつけると、右足はレオーネの右腕を制した状態でバックマウントが完成。手品を見ているような、バックグラブ奪取術。そのままRNCを極めたドゥドク・ダンタスが王座防衛に成功した。「僕は黒帯柔術家だから。素晴らしい気持ちだよ。1Rはウォーミングアップ、2Rからフィニッシュを狙うのがいつもチームの作戦なんだ」と師デデ・ペデネイラスの力を借りて語った。

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