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【TUF China Finale】徳留一樹 「グラウンドは自分の方が上」

Kazuki Tokudome

【写真】UFC2戦目となった7月のノーマン・パーク戦では、序盤で眼窩底骨折に見舞われた徳留一樹。ナム・ウィチョル戦でオクタゴン2勝目を目指す (C)MMAPLANET

18日(火)に東京・渋谷区代官山のReebok Crossfit Daikanyamaで徳留一樹と日沖発、2人の日本人UFCファイターによるオープンワークアウト及び記者会見が行われた。

3月1日(土・現地時間)、マカオのコタイ・アリーナで開催されるThe Ultimate Fighter :China Finaleに出場する徳留と日沖。同大会でUFCデビューを迎えるナム・ウィチョルと対戦する徳留の会見の模様を再現したい。

――試合が近づいてきましたが、現在のコンディションを教えていただけますか。

「試合がすぐなので、疲れを取って休むだけで調子は良いですね。体重も後もう少しですし」

――前回の試合では敗北を喫しており、次の試合に向けての心境をお願いします。

「負けたら次はないと、いつもそういう気持ちで戦っていますが、今回は特にそういう気持ちが強いです。やれることはやってきたので、良い試合がしたいです」

――ナム・ウィチョルの印象は?

「打撃の思い切りが良くて、体も強いという印象があります。一緒の日に戦う日沖さんの道場に先日、出稽古にいかせてもらいました。そこでナム・ウィチョルと対戦した久米選手と練習して、対策を教えてもらえたので、良い試合が出来るかと思います」

――言える範囲で結構ですが、対策を教えてください。

「対策は相手の距離で戦わないこと。フックが強いので距離を意識してしっかりとやっていきたいです」

――前回の試合で眼窩底骨折をしましたが、打撃有りの練習はいつ頃から再開できましたか。

「手術をして1カ月後だったので、12月ぐらいからスタートしました。フルでスパーリングができたのは」

――精神的な影響はないですか。

「試合中は初めてだったので影響はありましたが、試合が終わってからは『しょうがない』と割り切り、しっかりと治して次の試合に向けて練習しようという気持ちでした。折れたからどうこうっていうのはなかったです」

――ナム・ウィチョル選手は『打撃が苦手』と徳留選手の印象を語っていました。

「僕もそう思います。相手の距離……近距離で戦うと向こうに分があります。まだ組んでないので分からないですが、組んだら自分の方が上だと思うので、そこで勝負をしたいと思っています。グラウンドになったら自分の方が上じゃないかと思うので、しっかりとテイクダウンして攻めたいです」

Nam Yui-Chul【写真】ナム・ウィチョルは打ち合いでも絶対に引かない気持ちの強いファイター。戦績は17勝4敗1分で、ハクラン・ディアスに勝利したこともある(c)MMAPLANET

――2週連続で八王子は大雪だったのですが、練習に影響はなかったですか。

「特になかったですが、練習に行くのは時間が掛かってしまいました」

――前回、米国で戦った経験は生きそうですか。

「前はラスベガスだったので時差が怖かったのですが、今回は時差が1時間だけなので、そこの部分は気にしていないです。試合に関してはどこで戦っても一緒なので、体調管理が一番大切になります」

――今回の試合、ファンにどのようなところを見て欲しいですか。

「できるだけ良い試合が見せられるように頑張るので、応援して欲しいです」

――前回の試合から、ここが一番伸びたという点を教えてください。

「練習してきた金網際の戦いは上手くなっているのと思うので、その辺りを見せたいと思います」

――名古屋に行った以外に練習環境が変わった部分はないですか。

「中野で石渡(伸太郎)選手がやっているTeam OTOKOGIというところに参加させてもらって、中村K太郎さんや吉田善行さんという階級が同じ選手と練習をやらせてもらっているのが、一番デカいですね。色々と教えてもらっています」

――ナム・ウィチョル選手のことは以前から知っていましたか。

「ハイ」

――改めて戦うことになって試合をみて、どこか変わった点が見つかりましたか。

「多分、他の選手より気が強いのは見えますね。計量の時もガッといくし、試合でも1Rから前に出て、最後まで気持ちが折れない。気持ちの強い選手です」

――実際にナム・ウィチョルと戦った久米選手からのアドバイスで、一番心に残っているのはどういうことですか。

「しっかりと四つに組めれば倒せるんじゃないかと言ってもらったことですね。まぁ、組んでみないと分からないんですけど……。そこは試合で試さないといけないところですね」

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