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【WSOF08】ライト級王座戦、ゲイジーはグレイシーハンターと対戦

Patishnok

【写真】この強引な叩きつけでイーゴーを肩の負傷に追い込んだパティシュノック、ゲイジーとの王座決定戦は強引な仕掛け対決といえる (C)GONGKAKUTOGI

6日(月・現地時間)、World Series of Fightingが18日(土・同)にフロリダ州セミノールのハードロック・ホテル&カジノで行われるWSOF08のメイン=初代 WSOFライト級王座決定戦でジャスティン・ゲイジーの対戦相手が、リチャード・パティシュノックに変更されることが正式発表された。

もともとゲイジーは、フロリダ在住のJZ・カバウカンチと同大会で王座を争う予定だったが、JZの負傷でルイス・ゴンザレスが代役出場することが決まっていた。しかし、そのゴンザレスも負傷欠場となり、代役の代役としてパティシュノックの白羽の矢が立てられた。「負傷はMMAで避けられない要素だ。WSOF、私のチームがジェスティン・ゲイジーに相応しい対戦相手リチャード・パティシュノックを抜擢したことを誇りに思う。2人ともファン好みのスタイルの持ち主だし、ケージのドアが閉められる時が待ちきれないよ」とレイ・セフォー代表は語っている。

過剰なまでのアグレッシブな姿勢で、存在感を絶対のものとしたゲイジーとWSOFライト級王座を争うパティシュノックは、チャーリー・ブレネマンと同じニュージャージーのAMAファイトクラブ所属でキャリア6勝1敗のファイターだ。WSOFでは2戦2勝、イーゴーとグレゴーという2人のグレイシーに勝利している。イーゴー相手にはバックを取られながらスラムでTKO勝ちグレゴーからは打撃を効かして判定勝ちしたパティシュノックは、WSOFのグレイシー・ハンターといえる。

真っ向から打撃で戦う、強引な仕掛けという部分ではゲイジーと共通点を持つパティシュノックだが、ゲイジーは強烈なテイクダウンという武器を持っている。ゲイジーはウェルター級から転向してくるパティシュノックと比較しても、フィジカルで遅れを取ることもない。ライト級戦を地元のルイス・パロミーノと行う予定だったパティシュノックは、減量に関しても不安が残ることもあり、この勝負はゲイジーが有利といえる。

そんなパティシュノック戦を失ったパロミーノは、キャリア53戦目となるジョルジ・マカコ・パチーノと戦うことが決まった。元はフェザー級のパロミーノと、ミドル級やウェルター級で長く活躍してきたマカコとの対戦がNBC SNのオープニングファイトとなる。副代表でマッチメイカーのアリ・アジスがツイッターで、わざわざ対戦カードまで並べてBellatorとのPPV収益総取り対抗戦構想をぶち上げたが、これもフロリダ大会のプロモーションの一環と捉えることができるだろう。

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