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【RFC13】梅田恒介(02)「強敵と戦うと生活に張りが出ます」

Kosuke Umeda

【写真】「ラストチャンス」に懸ける意気込みを語ってくれた梅田恒介(C)MMAPLANET

12日(土・現地時間)に韓国クミで行われるROAD FC13で、クォン・ベヨンとフェザー級トーナメント準決勝を戦う梅田恒介インタビュー後編。

41歳のファイターが掴んだラストチャンス。茨城発の浪花節、ジャパニーズドリームin KOREAとなるか。

<梅田恒介インタビュー、Part.01はコチラから>

――では6月大会以降は、クォン・ベヨン対策を続けてきたということでしょうか。

「まぁ、練習では対戦相手云々よりも、自分の精度を上げることが主になっています。器用なタイプでないので、自分のやるべきことを徹底してきました。いつも自分の形を意識してやっています」

――41歳で韓国のケージ大会に出るチャンスを得て、不戦勝を挟んでタイトルが掛かったトーナメントの準決勝です。

「もう42歳の方が近いですね。DEEPだと勝利数も負けの数も同じくらいで(※戦績は13勝12敗)で負けが多すぎるから、タイトルに絡むなんて、これから先、何連勝しようがそんなことは全然考えていませんでした。4月のTDCで勝って、RFCからオファーを貰ったときに最初で最後のチャンスだと思って、そこから頑張ってやってきたんです」

――水戸在住だと、都内で練習するのも移動が大変ではないですか。

「こっちで練習するのはDEEP道場が週に1回か2回、あとは大沢(ケンジ)選手のHEARTSですね。火曜日はパラエストラ松戸、児山とは2年ぐらいずっとやってきたんです。茨城内でも水戸から土浦のT-Bloodへ行くのも時間が掛かりますし、その辺はそういうものだと思っているので大丈夫です」

――その児山選手は修斗世界ウェルター級王座に挑み、弘中邦佳選手に敗れてしまいました。

「頑張っていたんで、自分も悔しいです。残念でした。ただ、弘中選手は強かったです。老獪さもありました。児山の分もなんて言えないですけど、頑張りたいです。それに練習仲間の北岡(悟)選手や金ちゃん(金原正徳)がパンクラスで勝っているんで、自分も2人に続きたいです」

――練習仲間と2週間の試合のズレがあり、試合後には彼らが練習を控える状態になると思うのですが、その辺りは問題ないですか。

「茨城に川尻君、岩瀬(茂俊)君もいるし、マッハ道場の若い子たちもいるので、それは大丈夫です。自分のやることは決っているので。今日もDEEP道場で今成(正和)選手や佐藤(豪則)選手とガッツリ、練習後に動けなくなるぐらい汗をかきましたし」

――RFCでは日本人選手が、韓国人選手との試合で負けが続いています。41歳、13勝12敗の梅田選手の努力が報われると浪速節ではないですが、何か閉塞感のある世の中で本当にスカッと良い気分を味わえそうです。

「韓国人選手は本当に強くなっていますしね。大塚(隆史)選手に勝ったイ・ユンジュン選手なんかでも、日本で戦っても強いですよ。体が強いです。計量の日なんて、サウナで韓国人選手は5、6人が転がっていましたけどね。ただ、ぺ・ミョンホ選手は涼しい顔をして扇風機の風に当たっていましたね(笑)。2階級ぐらい落とす選手が多いようですよね。相当な気合の入れ方だと思います。

本当に韓国人選手のレベルは上がっているし、そのなかでクォン・ベヨン選手はトップです。そんな強い相手と戦うことができるのは生活に張りが出ます。今回はクォン・ベヨン選手と戦うということで、大きな選手ですしフィジカルは特に力を入れてきました。自分のなかでは変化も感じています。遣り甲斐は一番です。ここに懸けて頑張ってきたつもりなので、しっかりと体調を整えて試合に臨みます」

――試合後に爽快な気分になれることを願っています。

「試合はつまらないんですけど、頑張りますんで応援よろしくお願いします」

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