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【UFN28】首相撲+ヒザで、バッチマンがUFC初陣飾る

2013.09.05

<ウェルター級/5分3R>
イヴァン・バッチマン(ブラジル)
Def.3-0: 29-28, 30-27, 29-28
キース・ウィスニエフスキー(米国)

いきなり右を見せて組みついていったバッチマン、ウィスニエフスキーが切ると距離を取り直す。低い姿勢のバッチマンに対し、組んでいったウィスニエフスキーががぶっていくが、ケージに押し込まれ離れる。力が入っているバッチマンは動きが固い。ウィスニエフスキーが首相撲で捉えボディにヒザを入れる。ウィスニエフスキーの左フックにシングルを合わせたバッチマンだが、ケージに押し込んでもヒザを受けてテイクダウンできない。

接近戦でヒザを見せたウィスニエフスキー、バッチマンはローを返すも左ミドルを受ける。がぶりからヒザを突き上げるウィスニエフスキー、バッチマンはここでもシングルレッグを切られる。執拗にシングルを続けるも、テイクダウンができないバッチマンの息が荒くなる。ワンツーを入れるウィスニエフスキー、直後にバッチマンが左ローから右フックを返す。

ウィスニエフスキーの首相撲からヒザを見せるが、残り20秒でバッチマンが両差しに。それでもウィスニエフスキーがケージを背にしてテイクダウンを許さなかった。

2R、バッチマンのシングル狙いは変わらず、ダブルに移行しても頭を押されてテイクダウンを取れない展開が続くが、40秒を経過したところで、ついに腰をコントロールして尻餅をつかせる。立ち上がり際にバックに回ったバッチマン、スタンドのまま足をかけにいくもウィスニエフスキーもしっかりとケージに体を寄せて、両足のフックは許さない。ついに胸を合わせた両者、バッチマンがヒザを突き上げるも、ブレイクを命じられる。

首相撲からヒザを狙うウィスニエフスキー。バッチマンは逆に組まれて、ケージに押し込まれてパンチを許す。直後に胸を合わせシングルに出たバッチマン、ここで2度目のテイクダウンに成功する。ウィスニエフスキーはすぐに立ち上がったが、ケージに押し込まれた状態が続く。残り1分を切り、立ち上がったウィスニエフスキーに対し、バッチマンは頭を下げてテイクダウンを狙うも、またもブレイクに。残り30秒、ウィスニエフスキーが前に出るも、効果的な攻撃のないままケージにバッチマンを詰める形でラウンドが終了し、場内からブーイングが起こった。

最終回、バッチマンが右ローを見せるもバランスが悪い。ウィスニエフスキーはワンツーから左ミドルへ。ペースの上がらない両者、首相撲の応酬のなかではバッチマンがヒザをボディに突き上げる。ウィスニエフスキーもヒザを狙うと、ロックが緩くなり距離ができる。またも首相撲を仕掛けたバッチマン、そのままケージにウィスニエフスキーを押し込んでいく。ウィスニエフスキーはケージを背にしてヒザを受けるも、またもレフェリーがブレイクへ。と、急所を蹴られたとウィスニエフスキーが、すぐに試合再開には応じない。再開しても、すぐにバッチマンが組んでウィスニエフスキーをケージに押し込み、同じような展開に。ウィスニエフスキーが首相撲からヒザを返すも、残り時間は1分に。

バッチマンがボディを入れると、この試合4度目のブレイクが掛かる。首相撲+ヒザという展開が続き、バッチマンのアッパーがウィスニエフスキーを捉える。最後までケージ際での組み合いが続き、試合はタイムアップに。場内は大きなブーイングに包まれた。結果はバッチマンが3-0の判定勝ちでUFC初勝利を挙げた。

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