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【UFN27】トゥルージロの反則で、疑問残るNC裁定に

2013.08.29

<ライト級/5分3R>
ロジャー・ボウリング(米国)
NC 2R4分57秒
エイブル・トゥルージロ(米国)

まずは右フックを打ち合った両者、引き続きフックの応酬が続くと、ボウリングの一発を受けたトゥルジーロが、背中を向けて距離を取り直す。ボディショットを決めたボウリング、両者落ち着いて間合いを伺うように。ボウリングはボディから顔面を狙うが、トゥルジーロがフックを返す。ここでボウリングが組みつき肩にトゥルジーロを抱え上げ、豪快にスラムへ。すぐに立ち上がったトゥルジーロがヒザ蹴りを入れ、距離を取り直す。トゥルジーロはやや疲れの見えるボウリングに対しフックの連打からバックへ回る。

そのまま寝技に持ち込み、サイドを取ったトゥルジーロ。起き上がって後方から右のパンチを顔面に入れ、再び寝技に持ち込むと左ワキにヒザを入れていく。胸が合うと、ギロチンを仕掛けたボウリングは、がぶりからトゥルジーロが起き上がるところに再びギロチンへ。ここで初回がタイムアップとなった。

2R、再びフックの応酬となった序盤、トゥルジーロが左ジャブを伸ばすが、ボウリングはシングルで組みついてケージ際でダブル、さらにシングルと懸命にテイクダウンを狙う。距離を取ったトゥルジーロがパンチを2発ヒットさせ試合はオクタゴン中央へ。ボウリングのローでバランスを崩したトゥルジーロが、組みのフェイントから右フックへ。

両者疲れが見えるが、ボウリングはフックからアッパーをヒットさせる。頭を下げてパンチを打つようになったトゥルジーロに対し、ヒザを見せパンチでラッシュを掛けたボウリング。トゥルジーロのフックを受けたが、ダブルレッグでテイクダウンを奪う。試合が、スタンドに戻ると左を伸ばすボウリング、今度はジャブから右ストレートの相打ちとなる。トゥルジーロも左フックで前に出るも、続く左フックにダブルレッグを合わされてしまう。

アームロックの狙いのトゥルジーロのバックに回ったボウリングがやや強引な角度からRNCを狙うが、これは極まらない。と、立ち上がったトゥルジーロはグラウンド状態のボウリングのボディに1発、続いて顔面に2右ヒザを見舞う。さらにパウンドを落すトゥルジーロだが、レフェリーが両者を分ける。インターバルをボウリングに与えたレフェリー、ボウリングは試合に戻る意志を見せるが、ドクターは続行不可能と判断。故意の攻撃ではないという判断で、ノーコンテストとなったが、故意でなくとも悪質な反則は、DQとなるべきだろう。

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