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【Invicta FC06】尻上がりに動きが増したスミスが、マイア下す

<女子フライ級/5分3R>
レスリー・スミス(米国)
Def.3-0: 29-28, 30-27, 30-27
ジェニファー・マイア(ブラジル)

前回大会でゾイラ・フラウスト・グージェルを破っているマイアと、敗れはしたがサラ・カフマンと好勝負を演じたスミスがフライ級に転向を果たし対戦。右から左ロー、さらに右を前に出るマイア。スミスもワンツーを返すも、マイアは右だけでなく左もミドルを決める。レスリーの左ハイを受けそうになったマイアが組みついてケージに押し込む。距離を取って左の前蹴りを入れてマイアだったが、近距離での右ミドルを掴まれテイクダウンを許す。

ガードから蹴り上げ、同時に立ち上がってテイクダウンを狙ったマイア。スミスはバックを取るも、前方に落されそうになり、自ら着地して背中を預けながら立ち上がる。胸を合わせる。距離を取ったマイア、スミスの右を受けるもアッパーからミドル、さらに右ストレートを打ちこむ。レスリーの左ハイをブロックしたマイアだが、そのままケージに押し込まれ右エルボーを受ける。左ジャブをヒットさせたスミス、続く左ハイを空振りしたが、リズムに乗り始める。残り30秒を切って、連打で猛攻に出たスミス。ハイを織り交ぜ、左右のパンチ、スピニングエルボーを放っていった。

2R、マイアの猛攻にバランスを崩したように見えたスミスだが、スクランブルを制するとしっかりトップを取って左のエルボーを連続で落す。そのままハーフから左を落すと、スミスは自らスタンドへ。マイアの立ち上がり際に左ハイを狙うも、これはかわされる。乱打戦の様相を呈してきた試合は、近距離の打撃戦が多くスミスが、その近い距離で左ミドルを決める。

ワンツーで前に出続けるマイア、首相撲も押し退けるも、スミスも回転数の速いパンチに攻撃を遮断される。と、パンチの打ち終わりで左ハイを蹴り込んだスミス。マイアはもんどりうちながら組みついてテイクダウンへ。スミスはすかさずガードから腕十字へ。体を並行にして耐えるマイアだが、かなりタイトに極まっている。クラッチが外れたスミスはオモプラッタへ、これを防いだマイアがトップを取ったところで2Rが終わった。

最終回、息有の足を止めての打ち合いに場内がわく。スミスはパンチのなかハイを入れる。と、マイアが左目を抑えてブレイクを要求。再開後、左アッパーから右、左ハイにつなげたスミスだが、マイアもパンチを止めない。ケージ際にスミスを追い込んだマイアだが、すかして体を入れ替えたスミスがパンチで猛攻を掛ける。動きが止りかかったマイアは、テイクダウンを取るもリバーサルを許しガードを強いられる。

ハーフからエルボーを落すレスリー、起き上がり際に首を取ってトップをキープすると、エルボーから左のパウンドへ。足を払ってパウンドを落すスミス。マイアは右脇を差そうとしたが、潰されマウントを許す。残り45秒、パンチの連打から首を固めるスミス。ニーインザベリーから声を出しながらパンチを続け、最後はバックを取りパウンドの連打を落したスミス。タイムアップと同時に、両手を挙げて勝利をアピールした。結果、試合が進むほど精力的に動き続けたスミスが3-0の判定勝ちを収めた。

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