【写真】粗さが目立った新王者は、勝利者コールを受けると涙を浮かべた(C)MMAPLANET

＜LFCバンタム級王座決定戦／5分3R＞
ジー・シェン（中国）
Def.1R4分31秒by 腕十字
アウグスチン・デラルミーノJr（フィリピン）

試合開始直後、サイドキックから組みついたジー・シェンだが、テイクダウンを奪えない。しかし、距離を取ったデラルミーノに左フックから右フックでダウンを奪う。そのままパウンドを連打するジー・シェン。デラルミーノの上半身がエプロンに出ると、ブレイクが掛かりリング中央で、クローズドガードの形から再開となる。

フックガードで頭を引き寄せ、背中が丸まるなど稚拙な寝技を見せたデラルミーノからパスを奪ったジー・シェンがマウントへ。立ち上がったデラルミーノがジー・シェンを前方に振り落すが、すぐに組みついていく。ロープの間から、エプロンの外にデラルミーノがエプロンに転落し、今度はスタンドで再開となる。左ハイから、フックを振り回すジー・シェンが、ギロチンで引きこむ。

デラルミーノは首を引抜き立ち上がるも、ジー・シェンの振り回すパンチに対し、首投げへ。ここでバックを奪ったジー・シェンが、マウントへ移行しパウンドを落す。背中を見せたデラルミーノにチョークを狙うジー・シェンだが、胸を合わされガードを強いられる。脇をすくってバックに回ったジー・シェンが、腕十字を外され立ち上がったところでヒザをボディに受ける。

それでもデラルミーノは組み技がからっきしで、ボディロックから簡単にテイクダウン、マウントを許し、最後はパンチから腕十字で左腕を伸ばされるとタップ。ジー・シェンがLFCアジア太平洋バンタム級王座に就いたが、積極的ではあるが非常に粗い試合展開だった。

PR

PR