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【Bellator】クレイマーがロジャースの反り投げに屈せず判定勝ち

2013.02.15

<ミドル級T準々決勝/5分3R>
ダン・クレイマー(米国)
Def.3-0:30-27, 29-28, 29-28
ブライアン・ロジャース(米国)

カート・アングルとビヨン・レブニーが、レスリングを五輪に残そうと番組を通して訴えたあと、トーナメント最後の準々決勝が始まった。試合開始直後から、クレイマーは首相撲からヒザ蹴りを連打するが、ロジャースは組みつくと反り投げを決める。リバーサルからトップを奪い返したクレイマーはパウンドを落し、腰をコントロールしてロジャースを立たせない。

ケージを背にして立ち上がったロジャースだが、すぐにクレイマーがテイクダウンを奪い返す。ロジャースは腕十字を仕掛け、クレイマーが胸を起こして腕を引抜くと同時に立ち上がる。スタンドで距離を詰めようとしたロジャースだが、パンチを被弾して後退する。距離を取るクレイマーはカウンター狙い、左を振るうもクリーンヒットしない。ならばと首相撲の態勢に入ったクレイマーにフックの連打を見舞ったロジャースだが、ハイキックを空振りしバランスを崩すなど、閉まらない内容に。

2R、ショートフックをヒットしたロジャースが、再び反り投げでクレイマーを投げ捨て、鉄槌を強烈な勢いで落す。自らスタンドに戻ったロジャースに対し、クレイマーが勢いのある左右のフックを見せる。またも、反り投げを決めたロジャース。今度も鉄槌を連打で落す。しかし、スタンドに戻り、ダブルレッグを仕掛けたクレイマーがロジャースをキャンバスに這わせる。

立ち上がったロジャースはパンチを振るいながら、距離を取りなおす。荒いパンチ戦から組みついたクレイマー、今度は反り投げを許さず小外掛けでテイクダウンに成功する。クレイマーはパスに成功し、サイドへ。残り1分、マウントを奪うもロジャースが足を戻す。残り20秒で両者が立ち上がると、ロジャースの左右のフックがヒット。クレイマーも右を返し、乱打戦のなか2Rが終了となった。

最終回、まずはクレイマーが右をヒットさせる。さらに組みついてケージまでロジャースをドライブ。続くロジャースの反り投げは、同体となり両者がすぐに立ち上がる。ショートフックからクレイマーは組みつくと首相撲へ。アッパーを突き上げたロジャースは、続いて右を2度ヒットさせる。しかし、クレイマーのヒザを受けて後方に倒れたロジャース。鼻血を流し、ハーフガードの態勢を取るが、引き続きパウンドを受ける。

残り2分、パスガードからサイドコントロール、フルマウントを奪取したクレイマー。エビから足を戻したロジャースが、ヒールフックへ。クレイマーが足を引抜くと、立ち上がったロジャースが飛びヒザを決める。残り1分、小手投げを切り返され下になったクレイマーは、立ち上がるや否や反り投げを潰して、残り30秒でトップを奪取。ロジャースのスイープを潰し、トップを取った状態で試合終了を迎えた。激闘を称えあう両者、ジャッジは3-0 でクレイマーの勝利を支持した。

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