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【UFC FX07】3Rの激闘!僅差でダラウェーに凱歌

2013.01.20

<ミドル級/5分3R>
CB・ダラウェー(米国)
Def.2-1:29-28,28-29,29-28
ダニエル・サラフィアン(ブラジル)

左を思い切り振るうサラフィアン。ダラウェーは強烈な右ローを蹴り込んでいく。左に対し、左で迎え撃つサラフィアンに対し、ダラウェーは重心を低くして構える。サラフィアンはパンチの連打で前に出る。踏み込み&ハンドスピードの速いサラフィアンは、十分に距離を取りながら戦う。

と、その踏み込みから左フックを打ち込みダラウェーのバランスを崩したサラフィアンは、テイクダウン狙いもしっかりと切っていく。右から左を入れたサラフィアン、ダラウェーも同時に左を放つ。右を伸ばしたサラフィアンは、右、左と自在にステップを踏み、一気に距離を詰めてくるため、ダラウェーは照準が絞れない。

それでも左のカウンターフックを狙うダラウェーに対し、前蹴りからワンツーをサラフィアンが放っていったところで初回が終わった。2R、左ジャブから右ストレートを伸ばし、打ち終わりにスッと下がるサラフィアンだが、後回し蹴りは距離が狂い、組みついて息をつく。自ら離れ、打撃戦の間合いに戻ると、左ジャブをヒットさせる。

右フックを塗りぬいたサラフィアンに対し、ダラウェーは右ローを見せる。左フックにカウンターを合わされ1Rに続き、バランスを崩すシーンを見せたダラウェーが、左ミドルを多用するようになる。3発目を掴んで転がしたサラフィアンが、ダラウェーの立ち上がり際に自らも蹴りを見せる。

と、またも後ろ回し蹴りで自らバランスを崩したサラフィアンだが、右のカウンターを伸ばす。ダラウェーもショートフックをコンビネーションで決める。その後も、軽快に攻撃を続けるサラフィアンだったが、テイクダウン狙いにアッパーを合せられ、前方に崩れ落ちる。鉄槌やパウンドを連打した2Rをダラウェーが逆転で取り返した。

最終回、前に出てくるサラフィアンに対し、ダラウェーも右クロスを打ち込む。距離を取りなおしたサラフィアンに、左ミドルから左フックをヒットさせるダラウェー。サラフィアンの勢いのある右にも、ダラウェーは右を返し組みついて、テイクダウンに成功する。

2Rのダメージか攻め疲れか、動きの悪いサラフィアンからダラウェーがマウントを奪取する。背中を見せて立ち上がったサラフィアンに、ブラジルのファンが大きな声援を送る。ダラウェーは再びボディロックからテイクダウンを奪い、立ち上がり際にバックへ。後方に倒れ込み、バックコントロールの状態をキープするダラウェーは、腰が砕けたように崩れたサラフィアンからマウントを奪う。

ハーフに戻したサラフィアンが、ここでペンデュラムスイープに成功。トップを取り返すと、逆にマウントを奪う。ダラウェーのブリッジに合わせバックマウントを取ったサラフィアンが、リアネイキドチョークを仕掛ける。

左回りから右へ向き直し、胸を合せたダラウェー。再びサラフィアンはディープハーフから潜り、煽ってペンデュラムスイープを仕掛ける。立ち上がってバランスを取ったダラウェーは、ヒザを受けながらダブルレッグへ。ここで試合終了のホーンがなり、3Rの激闘が終了した。裁定は2-1でダラウェーに凱歌が挙がった。

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