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【PXC35】田中路教、フェザー級王者と暫定バンタム級戦へ

2012.12.25

Tanaka vs Taimanglo

【写真】暫定王座とはいえ、参戦2戦目でタイトル戦となった田中路教。対戦相手のジョー・タイマングロは如何にも腕っぷしが強そうなタイプのファイターだ (C) MMAPLANET&PXC

2月17日(土・現地時間)にフィリピンはメトロ・マニラのイナレス・スポーツセンターで開催されるPXC35で、22歳の新鋭・田中路教がPXCバンタム級暫定王座戦に挑むことが決まった。

ライト級とバンタム級のダブル・タイトルショットが行われる予定だった同大会。PXCバンタム級王者クリサント・ピットピットンゲは現在、警察官の職務についたばかりで実戦復帰が可能になるのは早くとも3月以降とみられている。このためPXCでは暫定王座を設けることとなり、バンタム級転向を視野に入れフェザー級と2階級で試合をこなしていたPXCフェザー級王者ジョー・タイマングロの登用が決まった。

当初の予定では、キャリア4勝1敗のレスラー=トレヴィン・ジョーンズと対戦予定で大会ポスターにもジョーンズの姿が確認されていたが、今回の田中の暫定王座決定戦出場を受け、ポスターにも変更が加えられている。

田中は11月17日にPXCデビュー戦で、ラッセル・ドゥワンを一方的な展開で下し、プロモーター・サイドからも高い評価を得ていた。もともと、田中は3月8日(金・現地時間)のグアム大会に出場予定だったが、タイトル戦線への浮上と歩調を合わすように、3週間早まった。タイマングロはキャリア17勝4敗、スタイル的には滅法腕っぷしの強い柔術家という感じで、11月にUFCデビューを果たしたジョン・タックをさらに荒々しくしたファイターだ。

09年4月にDEEPで北田俊亮にギロチンチョークで敗れているが、それ以降は8連勝中でギロチンやブラボーなどフロント系チョークを得意技としている。ハードパンチャーにとって組みついてくる相手に仕掛けることができるフロント系チョークとのコンビネーションはベストの組み合わせ。田中にとっても、この辺りが最も警戒すべき点となるだろう。

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