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【TUF17】「王者のレベルにない」(ジョーンズ)×「クソガキ」(ソネン)

17日(木・現地時間)、2012年1月より放送開始し、4月にFinaleが行われるTUFシーズン17でコーチ役を務めることとなったUFC世界ライトヘビー級王者ジョン・ジョーンズとチェール・ソネン、そしてダナ・ホワイトのテレカンファレンスが行われた。

その場で三者が発したコメントがUFCより送られてきたので、お伝えしたい(要約)。

ダナ・ホワイト
「ジョン・ジョーンズは4月まで戦えない。数カ月間、試合には出られないんだ。でも、皆が彼とチェールの試合について話している。TUFに出てから、二人は戦う。ライトヘビー級は目詰まりにはなっていない。チャンピオンは負傷していても、階級自体は動き続けている。マチダはヘンダーソンと戦い、ショーグンはグスタフソンと試合をする。ジョンが復帰したときには、チャレンジャー候補は3人もいるんだ。

チェール以外、全ての対戦相手候補が9月にジョンと戦うことに同意しなかった。今さら何が言いたいんだっていう感じで、何を言ってこようが聞く耳は持たない。チェールだけが、あの時、戦おうとしたんだ。チェールは試合を望み、ファンもその試合が見たかった。彼らの望みが叶う。TUFシーズン17は素晴らしいモノになるだろう」

ジョン・ジョーンズ
「チェールと戦って、もうこの問題にケリをつけたいんだ。UFC151のキャンセル問題は、僕にとって厳しかった。チェールに勝てば、終止符を打てるだろう。チェール・ソネンの侵攻を終わらせる。自信は凄くある。僕のスキルは豊富で、彼にとって若さも十分な武器になる。僕がチャンピオンだ。チェ―ルは選手権試合での勝ち方を知らない。今になって多くの人が、『なぜ、チェールと戦う。彼にそんな資格はないだろう』なんていうけど、それは1カ月前に言って欲しかったよ。

ベルト云々じゃない。彼はベルトに近づいたこともない。ただ、チェール・ソネンと戦うだけ。このスポーツに彼が貢献してきたいくつかのことは、尊重している。ただし、彼はアスリートとしてチャンピオンのレベルにない。心おきなく彼を解説席に戻らせてあげるよ。仮にチェールがレスリングで勝負をかけてきて、僕をテイクダウンしても、そこから先は何もない。でも、そんな相手に負けるわけにはいかないから、必死にトレーニングを積むよ。

TUFのコーチとして、僕のマーシャルアーツにかける情熱をチームのファイターに注入するよ。なんだか逆境に立たされていたからね。本来、僕は一番強いチャレンジャーを相手に防衛戦を行いたい。でも、ファンはこの試合を見たいと言い、地元の人間までが僕はチェール・ソネンと戦いたくないんだなんて言っていたんだから」

チェール・ソネン
「TUFは全てのスポーツのなかで、もっともタフな勝ち残り戦だ。多くの人がTUFをただのリアリティTVショーだと思っているけど、五輪よりタフだ。6週間で16人トーナメントを勝ち抜くのは、NFLよりも厳しい。そこから勝ち上がることができる人間は、フォレスト・グリフィンやラシャド・エヴァンズみたいに世界タイトルが獲れるようなタフなヤツだ。

MMA界で最も厳しい16人トーナメントがFXで開催されるんだ。しっかりと書きとめろよ。12カ月じゃない、本当に短い間で戦う。コーチをすることにエキサイトしている。TUFに出る半分の連中には、俺がファイターになるために指導する。ジョンは残る半分に、如何に自分が我がままな人間かを教えるんだ。

ジョン・ジョーンズは俺が見た中で最高のファイターだ。ランディ・クートゥーの方が偉大だけど、ジョン・ジョーンズはファンタスティックで、俺の知らないテクニックも持っている。でも、奴と戦って来た連中は、ビビりまくっていた。ジョン・ジョーンズの方がテクニカルだけど、俺の方がキレがあるんだ。

奴はグラウンドでのヒザ蹴りを取り上げられたショーグン、ハリウッドのエキストラのランペイジ、そしてヴィトー……、何でもない奴らとばかり戦ってきた。次はスコット・フェローゾか? 確かに俺はメインで戦う。確かにタイトルがかけられている。ただ、俺はクソガキのジョン・ジョーンズと戦いたいだけなんだ」

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