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【OFC06】上田将勝がOFC初登場、判定勝利でバンタム級GP準決へ

Ueda vs Song Min Jung

【写真】上田自身も手応えがあったというミドルキック。打撃の師匠、鈴木洋平コーチがMMA創世記から得意にしていた必殺の蹴りだ(C)MMAPLANET

<バンタム級GP準々決勝/5分3R>
上田将勝(日本)
Def.判定3-0
ソン・ミンジュン(韓国)

4月にBellatorシーズン6バンタム級トーナメントに参戦するも、トラビス・マークスに敗れ、ベラトールFCから僅か1試合でリリースされてしまった上田将勝が再起のサークルケージへ。対するは、世界的ヒットとなったPSYの「江南スタイル」で入場し、大歓声を浴びたソン・ミンジュンだ。

試合はサウスポーの上田に対し、ミンジュンはオーソドックスに構える。ジャブを伸ばす上田に、ミンジュンはロー。上田がミドルを放つと、ミンジュンもローからフック。上田が大きな前蹴りを放つと、ミンジュンの前進を止め、ミドルを叩き込んだ。

ハイからパンチを打つミンジュンは、ダッキングのように身体を屈め、パンチで上田の懐に入ろうとする。ダブルレッグにいった上田は、これを切ろうとするミンジュンから、粘り腰でテイクダウンを決めると、ガードからパスをうかがいつつ、時折パンチを放っていく。

下から上田を抱え、細かいパンチを側頭部に入れるミンジュンに対し、残り1分、上田は強烈な左のパウンド。立ち上がろうとするミンジュンを再びマットに寝かせ、初回を戦い終えた。

2R、互いにローを蹴り合うと、上田はハイを見せる。ミンジュンは力強い右を打ったが、負けじと上田もミドルを返す。ミンジュンのパンチにタックルを狙った上田だが、これは決まらず。ミンジュンが上田をケージへ押し込んだ。

距離を取ると、ミンジュンが左右のフックで前進。上田のタックルを受け止めると、ケージ際では、大腿部にヒザを入れる。ここでギロチンの態勢になった上田はスタンドで両足をミンジュンの身体に巻きつけるも、ギロチンには拘らず。

ミンジュンは上田の足を取り、尻もちをつかせたが、上田は足を絡ませ、ここでギロチンへ。首を引き抜いたミンジュンが上を取るも、スイープを狙った上田。立ち上がり際、ミンジュンはサッカーボールキックを放ったが、上田は低いシングルレッグを仕掛けていく。

3R、前蹴りからローを放つ上田に、ミンジュンは左右のフックで飛び込む。ここで上田のミドルが連続してヒット。低いシングルを狙ったが、ここはミンジュンが耐えた。続いて、パンチからタックルを狙ったミンジュンに対し、上田はがぶってケージに押し込むと、反対にダブルレッグから尻もちを付かせる。さらに、ミンジュンのヒザ下を両足で挟みこむ上田。優勢に進めるも、ブレイクがかかり、残り1分30秒でスタンドに戻る。

跳びヒザを見せるミンジュン。上田は下がりながらも、シングルからバックを取りかけつつ、強引にケージへと押し込む。ここでミンジュンのタックルをがぶって潰すと、ミンジュンの右腕を両足で挟んだところで試合が終了した。

ジャッジの裁定は、3-0で上田の判定勝利。上田がOFC初登場を勝利で飾り、バンタム級GP準決勝へと駒を進めた。

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