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【Strikeforce】伊調馨の好敵手、インヴィクタからストライクフォースへ

2012.09.06

MacMann

【写真】最近では打撃に磨きを掛け、ここ一番にテイクダウンを狙うというファイトも見せているサラ・マクマン。当然、期待は北京五輪柔道銅メダリストで現ストライクフォース女子世界バンタム級王者ロンダ・ロウジーとの対戦だ(C)KEITHMILLS

4日(火・現地時間)、INVICTA FCよりサラ・マクマンがStrikeforceに出場するという正式発表があった。この1週間前、10月6日(土・同)、カンザスシティ・メモリアルホールで行われる第3回大会に、元Strikeforce女子世界バンタム級王者サラ・カフマンの参戦が決まったばかりのインヴィクタFC。ストライクフォースとの良好な関係がうかがえるアナウンスが続いている。

7月28日の第2回大会でシャイナ・ベイズレーを破ったばかりのマクマンは、アテネ五輪女子レスリング63キロ級決勝で伊調馨と対戦し銀メダルを獲得。その数分前、48キロ級でパトリシア・ミランダが銅メダルを獲得したのに次ぎ、米国で2人目の女子レスリング・五輪メダリストだ。

北京五輪予選後、レスリング界から身を引いた彼女は、ジナ・カラーノの出現により周囲の声に推されMMAファイターの道を歩み始めた。昨年5月のデビュー後、3連勝を果たした時点でストライクフォースから声が掛かっていたが、しっかりとキャリアを積むために固辞し、プロエリート参戦を選択した。

Sara McMann【写真】1980年9月2日生まれのマクマン。母との思い出を語ることが多いロウジーに対し、彼女は3歳の娘を持つママさんファイターだ (C) KIETHMILLS

結果、日本のトップ赤野仁美を完封するなど、着実な成長を遂げたマクマンは、前述したベイズレー戦を経て、女子MMA最高峰の舞台に立つこととなった。マクマンのストライクフォース参戦に関して、インヴィクタFCのシャノン・ナップ代表は、「私たちの目標はインヴィクタFCで可能な限りベストな対戦を組み、人材を育てる。そのファイターがストライクフォースのような、納得できるファイトマネーを支払うことが可能なステージに送り出すこと」と語っている。

一方、マクマンも「インヴィクタFCとストライクフォースの関係が良好なので、またインヴィクタで戦いたいと思っている。シャノンとジャネット・マーチン(※インヴィクタのマッチメイカー)のように私を含め、女子MMAファイターへの対応が良かったプロモーションは存在しないから」というコメントを寄せ、マネージャーのモンテ・コックスもインヴィクタFCの対応に感謝の言葉を述べている。

なお、9月29日のストライクフォース・サクラメント大会では、インヴィクタFC02に出場したアマンダ・ヌネスも、ストライクフォース復帰を果たし、カット・ジンガーノと対戦することが決まっている。

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