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【UFC146】序盤のピンチを凌いだエルキンスが逆転勝利

2012.05.27

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス(米国)
Def.判定3-0:29-28、29-28、29-28
ディエゴ・ブランダォン(ブラジル)

 その場でスーパーマンパンチ、スイッチから左を打ち込んだブランダォンは、エルキンスのテイクダウンを切る。必死にドライブするエルキンスは、ケージ際でテイクダウンに成功したかと思われたが、ブランダォンはキムラアームロックからスイープし、トップを奪う。ガードから逆にキムラを仕掛けたエルキンスだが、腕を引き抜いたブランダォンはスタンドに戻り、豪快なジャンピングニーでダウンを奪う。

 エルボーを落とし、マウントを狙ったブランダォンだが、自らスタンドに戻り右フックを打ち込む。必死にガードを取るエルキンスからパスを奪ったブランダォンは、再びスタンドへ戻り、思いきり右のパウンドを落す。右のエルボーから左のパンチとパウンドを続けるブランダォンに対し、エルキンスはクローズドガードへ。起き上がったブランダォンは、右から左のパンチを落し、トップをキープして初回を戦い終えた。

 2R、サウスポーからオーソに戻したブランダォンは、ややペースを落した様子見のファイトに。と、左ヒザを蹴り上げ、左フック、さらに左アッパーを打ち込む。スイッチを繰り返すブランダォンは、バックヒジを見せる。エルキンスもワンツーを打ち込む。ブランダォンは、消耗が激しく、蹴りを空振りするとそのままバランスを失いガードを取る。

 クローズドガードのブランダォンは、ヒップエスケープから蹴り上げるが、立ち上がろうとしてバックを奪われそうになる。ガードに戻したブランダォン、エルキンスは左の鉄槌を落し、エルボーにつなげる、右のパウンドを叩きこんだエルキンス、ブランダォンの動きが悪い。ハーフからエルキンスは、タイトに抑え込むとフルマウントへ。右のパンチを思い切り落すエルキンス。ブランダォンはブリッジでマウントから逃れるが、起き上がることができない。

 背中をしっかりとつけて、パウンドを受けながらガードを取ったブランダォンはラウンド終了後、コーナーを間違えるほど消耗していた。1分間のインターバルで、どこまで回復できるか。ブランダォンは左アッパーを見せるも、やはり体の軸は乱れている。エルキンスがワンツーフックで前に出ると、ドタバタとステップバックするブランダォンは、踏み込んだところでダブルレッグを合わされ、テイクダウンを奪われる。

 クローズドガードを取ったブランダォンから、足を一本引抜いたエルキンスは、インサイドハーフからエルボーを落としていく。足を戻したブランダォンだが、エルキンスのパウンドを継続的に受けて、スタンドに戻ることができない。2Rに続き、マウントを取ったエルキンスは、ハーフに戻されてなおパウンドの勢いを増していく。足を捌いてパスを狙うエルキンスに対し、ガードを強いられるブランダォン。

 ワキを差しにいくが、首を固められ、エルキンスがギロチンへ。サイドを取ったエルキンスに対し、ブランダォンがバックを許しながら、前方に振り落してパウンドへ。インサイドからパウンドを落すブランダォンだが、1Rのような勢いはない。ラバーから、ハイガードを取ったエルキンス、最後にパウンドを顔面に受けたが、下からブランダォンをコントロールした態勢で、タイムアップを迎えた。結果、エルキンスが逆転勝利を収め、TUFウィナーは早くも2戦目でUFC初黒星を喫してしまった。

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