＜TPFバンタム級選手権試合／5分3R＞
イアン・ラブランド（米国）
Def.1R4分23秒 by KO
アレッシャンドリ・クリスピン（ブラジル）

「良い試合をしたい」というクリスピンと、「勝ってベルトを巻き、防衛してビッグショーに戻りたい」という――UFC1勝2敗でUFCをリリースされたラブランドの対戦。試合開始早々、ラブランドをケージまでドライブしたクリスピン。態勢を入れ替えながらの、ケージレスリングが続く。距離を取ったクリスピンが再び組みつくも、これを切ったラブランドが距離をとって打撃戦へ。

踏み込んだアッパーを打ち込むと、ヒザをついたクリスピン。ラブランドはアッパーから、フック、ハイキックで追い打ちを掛ける。ラブランドのアッパーが見えていないクリスピンは、構えを変えて組みつこうとするが、パンチとエルボーを顔面に受ける。

残り2分を切り組みついたラブランドが、ダーティボクシングからアッパー、右ワキを差して左のエルボーを打ち込む。ふらつくクリスピンは前蹴りでバランスを崩し、またもアッパーを浴びてダウン。パウンドは、巧みなリバーサルの仕掛けで防いだものの、再び劣勢のスタンド戦へ。

組みつこうとしたクリスピンだが、ラブランドは完璧なタイミングで左ヒザを蹴り上げ、この一発でKO勝ちを決めた。「スタミナに磨きをかけてテクニックで勝負した」という勝者は、UFC復帰へのチケット＝TPFバンタム級ベルトをその腰に巻き、9月にTPFに戻ってくることを約束した。

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