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【It’s Showtime】キック引退バダ・ハリ、ラストメッセージ

2012.01.31

Hari28日(土・現地時間)、オランダ・フリースラント州レーワルデンのWTCエキスポで行われた「It’s Showtime2012 in Leeuwarden」で、グーカン・サキを1R KOで破り、キックボクシングから引退、有終の美を飾ったバダ・ハリの試合後のコメントが届いた。

【写真】89戦79勝、64KO勝ちという輝かしい記録を残し、バダ・ハリ――ゴールデンボーイはキックボクシング界から退き、ボクサーとしての成功を目指す (C) BEN PONTIER/EFN

数々の栄光を手にしたキックボクサーとして活躍を振りかえり、新たな挑戦に一歩を踏み出すゴールデンボーイ。キックボクサーとしてのラストメッセージは以下の通りだ。

バダ・ハリ
「この試合は絶対に判定にもつれこむことはないと思っていたが、1R KO勝ちは本当に素晴らしいものだ。これこそ皆が見たいと思っていた結末だろうし、この勝利で俺のことを忘れないでいてくれるだろう。

俺のキャリアを通して、1R KO勝ちの確率はとても高いし、世界で最高のファイターを相手に再び1R KOを見せることができた。サキは素晴らしいファイターだ。この敗北から立ち上がることは間違いない。今はこの敗北に忸怩たる思いでいるかもしれないけれど、彼は全てを取り戻し、またベストになるよ。


俺自身は自分のキックボクシングキャリアにとても満足している。良い時も悪い時もあったし、間違いもちょくちょく犯した。でも、凄い試合もやってきたし、キャリア全般を振り返ると素晴らしいものだと感じている。と同時に、こうやってキャリアを終えることができてハッピーだ。もう、既に片足を米国に置いているファイターとしては、ね。

キックに戻ってくることは決してない。もう、キックでは闘志を炊きたてられるものがないんだ。これからの人生をボクシングのリングで築きあげ、夢を実現させたい。第一章は終り、次の戦いの幕が上がるんだ。

もちろん、ファンとの別れが悲しい。でも、皆、俺の姿をボクシングのリングで見続けることができる。米国は優秀なヘビー級ボクサーを欲している。俺が彼らの欲求を満たしてやるよ」

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