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【Strikeforce】パーヤン、左でマルチネスを完封

<160ポンド/5分3R>
エステヴァン・パーヤン(米国)
Def.3-0:30-27,30-27,30-27
アロンゾ・マルチネス(米国)

左右のローから、右フックを打ちこむマルチネス、パーヤンも右を返し、序盤から力の籠ったパンチの打ち合いが見られる。マルチネスはスイッチから左ミドルを蹴り込む。両者の左のジャブが交錯し、パーヤンが低い姿勢から右アッパーを見せる。

マルチネスはシングルレッグで組みつき、そのまま右ミドルを蹴るなど、荒いがアグレッシブな攻撃を続ける。直後にパーヤンの左がクリーンヒットし、マルチネスの動きがやや鈍る。パーヤンはその後も、マルチネスをケージ際に押し込みパンチを連打。

さらに左ストレートをヒットさせるなど、パーヤンが打撃戦を支配するようになる。ローも織り交ぜるようになったパーヤンは、マルチネスの前進を左ジャブでストップする。飛び込んだマルチネスは、ドライブからダブルレッグへ。バックに回り込んだマルチネスだが、パーヤンが胸を合わせてパンチを入れていく。


左ジャブから右ローを受けたマルチネスは、序盤の勢いがなくなったまま1R終了を迎えた。ラウンド終了後、少し左ワキを気にしたマルチネスに対し、パーヤンは2Rに入っても左ストレートをまず打ちこみ、反撃の目を摘んでいく。

必死になって組みつく機会を伺うマルチネスだが、パーヤンの左に阻まれ 飛び込めない。パーヤンの左から右を受け、マウスピースを吐き出したマルチネスは、ローを受けて体が伸びる。パーヤンの左はいよいよ勢いを増し、ストレートから左フックがヒットする。蹴り足を掴んで、テイクダウンを狙ったマルチネス。パーヤンはここでもバランスをキープし、打撃戦にファイトを戻した。

左ミドル、左ストレート、さらに右ストレートを正確に繰り出したパーヤンに対し、マルチネスのパンチは一発狙いで軌跡が大きくなる一方に。またもテイクダウン狙いを失敗したマルチネスは、息もかなり荒くなっている。

最終回、蹴りを織り交ぜて前にでるようになったマルチネス。KOするしか勝利はない状態だが、パーヤンの左に頭を下げたパンチを見せていては、その目も少ないとしかいいようがない。左を的確に伸ばすパーヤンは、マルチネスの頭が下がったところで、右アッパーを放つ。

左から右ストレート、ボディ、左フックとリズミカルに打ちこむパーヤン。マルチネスは手詰まりになり、組みつくがスピードがなく、簡単にスプロールされる。ついにテイクダウン狙いから、引き込みを見せるようになってしまったマルチネスだが、パーヤンがグラウンド戦に付き合うはずもなく、すぐに立ち上がらり、パンチの矢面に立つ。

残り1分、流血で顔を真っ赤に染めたマルチネスの顔面に、パーヤンは正確に左を伸ばし続ける。残り15秒になり、シングルで組みついたマルチネスをがぶり、パンチを落し続けたパーヤンが、危なげなく3Rも戦い切った。

結果、ジャッジの裁定は当然のようにフルマークでパーヤンに。ボクシング・テクニックで、パーヤンがマルチネスを完封した。

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