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【UFC143】コスチェックの相手は、地味強ピレースに

Pierce8日(木・現地時間)、GSPの欠場によりニック・ディアズとカーロス・コンディットの間で、暫定王者決定戦が行われることになり、コンディットという対戦相手を失ったジョシュ・コスチェック。そのコスチェックの対戦相手をマイク・ピレースが務めるという発表が、ダナ・ホワイトからあったことが明らかになった。

【写真】ウェルター級とは思えない胸回りをしているマイク・ピレース。試合当日にはもっと体が膨らんでいる。知名度は低いが、相当な実力者だ(C) MMAPLANET

ピレースはチーム・クエスト所属のファイターで、ベースはコスチェックと同じレスリング。普段は90キロ以上ある巨体の持ち主で、はち切れんばかりの筋肉の鎧をまとっている。UFC戦績は5勝2敗だが、ジョン・フィッチに敗れてなお、レスリングの強さで、その実力者振りを見せつけていた。

パンチはフック系が多いが、破壊力もあり、何といってもグラウンドに移行してから、パウンドや首系チョークだけでなく、腕へのサブミッションも巧みで、他のテイクダウン&パウンダー的なレスラーとは一味違う特色を持っている。


コスチェックとの対戦では、スピードで遅れを取るという見方もできるが、より上を目指すために、ピレースにとっては、モチベーションの上がる試合といえる。一方、コンディットを失って、実力者でありながらネームバリューが低いピレースとの対戦となったコスチェックは、やや貧乏くじを引いた形か。

なお、当リリースでは、同日、スコット・ヨルゲンセンとヘナン・ベラォンのバンタム級強豪対決が合意に至ったことも発表されている。

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