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【UFC136】マッセンツィオがスタミナ&根性勝負を制す

2011.10.09

<ライトヘビー級/5分3R>
マイク・マッセンツィオ(米国)
Def.判定3-0:29-28、30-27、29-28
スティーブ・キャントウェル(米国)

右ジャブを連続するサウスポーのマッセンツィオ。キャントウェルは右に回り左ジャブを出すが、左ストレート&右ローを受けてしまう。前蹴りからジャブを伸ばすキャントウェルだが、真正面に立つことが多くパンチを被弾してしまいがちだ。

左フックを空振りしたキャントウェルだが、右ストレートをヒット。マッセンツィオも左ストレートを当てるが、直後にキャントウェルが前蹴りで距離を取る。キャントウェルの右フックで腰が落ちたマッセンツィオ。続く右ハイから、左ミドルを顔面に受けそうになり、組み付こうとするが、距離を取ったキャントウェルが蹴りで追い打ちを賭ける。

組み付こうとしたマッセンツィオにフライングニーを見せたキャントウェル。直後にマッセンツィオのヒザが急所に入る。再開後、ケージにマッセンジオを追い詰めたキャントウェルの縦ヒジは空振りに終わるが、テイクダウン狙いをクロスフィックで潰していく。終了間際、左ストレートを受けたキャンウェルだが、初回を取った。


2R、いきなり右ハイをブロックの上からヒットさせたキャントウェル。マッセンツィオは左フックの連打からテイクダウンへ。ケージ際で正座状態のキャントウェルは、マッセンツィオが足を振り上げに来たところで、立ち上がることに成功する。

右ストレートから左フックを見せたキャントウェル、マッセンジオは左フック2発で反撃に出る。打撃からテイクダウンダウンにつなげたいマッセンジオの試みを遮断するキャントウェルは、パンチを受けてなお、テイクダウン狙いにヒザを合わせていく。

キャントウェルはいきなりの右ハイを多用するが、パンチを被弾するシーンが増えてくる。左アッパーを受け、ケージ際まで後退したキャントウェルが、シングルレッグに出るが、テイクダウンには至らない。そのまま打撃勝負を仕掛けた方が良いと思われるマッセンツィオ。パンチがヒットするシーンは格段に多くなるが、両足が揃ったようなテイクダウンは切られ続ける。

キャントウェルの左右のハイに負けず、左フックで前進したマッセンツィオ。さらに左ストレートを連打したところで2Rが終了、マッセンツィオが盛り返した終盤だった。真正面に立ち、パンチを受け流血に追い込まれたキャントウェルは、最終回が始まると、すぐに左ストレートを受けて、ケージ際を後退する。

マッセンツィオは組み付いてヒザをボディに見舞うものの、ここでもテイクダウンにつなげることはできない。パンチを受けると真っ直ぐ下がるキャントウェルは、鼻を気にして戦うが、マッセンツィオはここでもダブルレッグを仕掛け、膠着の後の打撃戦へ戻る。

打ち合いになると圧倒に有利な状況が続いたマッセンツィオが、残り3分を切ってようやくテイクダウンに成功する。しかし、抑えにはこだわらず、すぐにキャントウェルをスタンドに逃す。と、左右のパンチで再びケージ際にキャントウェルを押し込むが、ここでテイクダウンに出てヒザを連打される。

鼻が折れたようなキャントウェル。蹴りで前に出るが、パンチを受けるとすぐに真っ直ぐ下がってしまう。一方、マッセンツィオの追い足も鈍り、スタミナと根性勝負の展開に。ジャンピングニーはまっすぐと跳び上がり、判断能力も鈍ってきたキャントウェル。スプロールのときに体が伸びて、ついにガードポジションをとる。

残り10秒を切り、トップから攻めようとしたマッセンツィオにキャントウェルが足関節を仕掛けたところで、試合はタイムアップに。結果、マッセンツィオが判定勝ちを収めた。

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