この星の格闘技を追いかける

【IT’S SHOWTIME】95キロ級世界王座はイルンガの手に

2011.03.08

Illunga<IT’S SHOWTIME世界95キロ級選手権試合/3分5R>
ダンヨ・イルンガ(ドイツ)
Def.判定
ヴェンデル・ロシュ(オランダ)

【写真】新王者はダンヨ・イルンガ。95キロという階級を如何に盛り上げていくか(C)BEN PONTIER/EFN

タイロン・スポーンが返上したSHOWTIME 95キロ級世界タイトル決定戦で対峙した、イルンガとロシュ。イルンガは、レミー・ボンヤスキーをセコンドに引き連れて登場。

1Rから、そのイルンガが鋭いジャブを放っていく。ステップを踏みながら、パンチからローキックで攻撃するイルンガ。一方のロシュは、プレッシャーをかけ前に出るも、逆にヒザ蹴りをもらいそうになる。イルンガは、ミドルを何度もヒットさせ、レミー譲りのヒザ蹴りを狙う。

ロシュはローキックで崩しにかかるが、イルンガは回りながらヒザ蹴り、フックを合わせる。さらに前後にステップインして、蹴り技でダメージを与えるイルンガ。静かに1Rが終了した。


2R、左右に動き、初回同様ステップを踏むイルンガ。ロシュが、前へ出てフックを見せるが、これも不発に。ローキックでイルンガの動きを止めにかかるロシュ。イルンガはミドル、ヒザ蹴りで応戦する。ここで、ロシュがアッパーをヒットさせるも、イルンガは、落ち着いてヒザ蹴りで反撃。ロシュのパンチは、クリーンヒットが少なく、動きが落ちてきたイルンガが、ここでもパンチからローキックをヒットさせる。このラウンドも決定的なシーンはなく終了した。

3R、前へ出るイルンガ。ロシュはパンチを放つ。ロシュの右に対し、イルンガはハイキックを返す。プレッシャーをかけてローキックで攻めるロシュだったが、イルンガの右ヒザ蹴りを受け、後退してしまう。下がった相手に攻撃の精度があがるのが、格闘技。イルンガがヒザ蹴りが、ロシュに襲い掛かる。と、ここでロシュの右フックをかわしきれず、イルンガの体がよろめく。それでも、ボディへヒザ蹴りを入れダメージをごまかし、ラウンドを終了を迎えた。

4R、イルンガのカウンターのヒザ蹴りが入る。続けてボディブローからローキックがいい角度でヒットする。パンチ連打からローキックと、イルンガの攻勢が続く。レミーの檄が飛ぶなか、イルンガのパンチの回転力が上がった。さらにミドル、ローキックが次々と決める。

防戦一方のロシュのパンチが空振りに終わり、イルンガの右フックが入ったところで、ゴングがが鳴り、試合は最終ラウンドへ。勝利には逆転KOしかないロシュが、フックでラッシュを掛ける。間一髪でかわすイルンガ。下がりながらもイルンガは、巧みなストレートのカウンターで迎え撃つ。追いかけるロシュの左フックは、ここでも空を切る。

イルンガがヒザ蹴りから、カウンターのローキックを蹴りあげると、ロシュが転倒する。さらにローキックで、攻撃のイニシアチブを握るイルンガ。最後まで、ロシュのパンチをヒットせず、勝負は判定決着へ。結果、イルンガの腰にチャンピオンベルトが巻かれた。

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