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【TUF12Finale】公開計量、初々しいTUFファイターズ

4日(土・現地時間)、ラスベガスのザ・パールで開催されるTUF12 Finaleの公開計量が、3日(金・同)に同所で行われた。今大会はUFC人気を支えるリアリティTVショーのファイナルに留まらず、来年度からWECを吸収するUFCで、初めてフェザー級&バンタム級マッチが組まれる記念すべき大会でもある。

ダナ・ホワイト&ジョー・シルバだけでなく、WEC代表のリード・ハリスも檀上に上がった公開計量。UFC&WECベテランたちを尻目に登場したのはジョナサン・ブルーキンスとマイケル・ジョンソンだ。

長髪を束ねたブルーキンス、分厚い胸板を鼓舞するようにスケールに乗ったジョンソン、決勝戦で戦う両者も含め、今大会に出場するTUF12出演ファイターたちは、やはりどこか初々しく、セコンドもズッファ首脳との距離の近さに硬くなっているように感じられる。


ストライクフォースや日本の戦極でビッグイベントを経験しているナム・ファンも、やはりUFCは別格なのか、計量ステージ上ではあの底抜けの明るさは影を潜めたまま、神妙な顔つきをし、レオナルド・ガルシアと向かい合った。

司会のジョー・ローガンが、「KO必至のファイト」と煽った試合の行方はどうなるか。ナムにとっては、他のTUF12出演者と比較して、厳しいファイトとなるが、勝利を得ればそれだけ見返りも大きい試合。両者、戦績を重ね、打たれ弱くなっている部分があるところは確かで、ローガンのいうようにKO必死のファイトとなる可能性は高い。その場合、ガルシアはラッシュで、ファンはそのパンチを見切ってカウンター、あるいは序盤は足を使って、ガルシアがスタミナをロスするのを持つのも手だ。

なお、UFC初のバンタム級として行われる予定だったウィル・カンプサーノとニック・ペースの一戦は、ペースがリミットの3ポンド、規定上限から2ポンドオーバーとなり、148ポンドのキャッチウェイトになる模様だ。

■TUF Season 12 Finale 計量結果

<TUF12ライト級決勝戦/5分3R>
ジョナサン・ブルーキンス:154ポンド(69.9キロ)
マイケル・ジョンソン:156ポンド(70.7キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ステファン・ボナー:205ポンド(92.9キロ)
イゴール・ポクライェク:205ポンド(92.9キロ)

<ミドル級/5分3R>
ケンドール・グローブ:186ポンド(84.3キロ)
デミアン・マイア:186ポンド(84.3キロ)

<ウェルター級/5分3R>
リック・ストーリー:170ポンド(77.1キロ)
ジョニー・ヘンドリックス:171ポンド(77.5キロ)

<フェザー級/5分3R>
ナム・ファン:146ポンド(66.2キロ)
レオナルド・ガルシア:145ポンド(65.7キロ)

<ライト級/5分3R>
コディ・マッケンジー:154ポンド(69.9キロ)
アーロン・ウィルキンソン:155ポンド(70.3キロ)

<フェザー級/5分3R>
イアン・ラブランド:145ポンド(65.7キロ)
テイラー・トナー:146ポンド(66.2キロ)

<ライト級/5分3R>
サコ・チビチアン:156ポンド(70.7キロ)
カイル・ワトソン:156ポンド(70.7キロ)

<148ポンド・キャッチウェイト/5分3R>
ウィル・カンプサーノ:136ポンド(61.6キロ)
ニック・ペース:138ポンド(62.5キロ)

<フェザー級/5分3R>
フレジソン・パイシャオン:145ポンド(65.7キロ)
パブロ・ガーザ:146ポンド(66.2キロ)

<ミドル級/5分3R>
リッチ・アトニート:185ポンド(83.9キロ)
デイブ・ブランク:185ポンド(83.9キロ)

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